アストラム、3,000品番の需要予測にノーコードAI「UMWELT」を導入し自律予測体制を構築

筆記具・描画材ブランド「ぺんてる」を展開するアストラム株式会社は、約3,000品種にのぼる商品の在庫配分および需要予測業務の属人化解消と安定的な運用体制の構築を目指し、株式会社トライエッティングが開発・提供するノーコード予測AIプラットフォーム「UMWELT(ウムベルト)」を導入したと発表した。

アストラムでは、約3,000品という製品数の適切な在庫配分や需要予測の業務は、長年にわたり特定のベテラン担当者が中心となって担っており、その判断プロセスの多くが個人の経験や勘に深く依存する、いわゆる属人化状態に陥っていた。

同社は今後の安定した組織運営を見据える中で、予測業務の他者への円滑な引き継ぎを急務として捉えていたが、業務に内包される特有のノウハウや属人性の高さが障壁となり、引き継ぎ作業自体の負荷や、運用の継続性に対する不安が顕在化していた。

そこで同社は、ノーコード予測AI「UMWELT」の導入検証を開始した。

「UMWELT」は、需要予測と組み合わせ最適化の技術により、プログラミング不要で予測や計画業務の効率化を支援するノーコードAIプラットフォームだ。

「いつ」「何が」「どれだけ」売れたかという「3列のデータ」を用意することで、今後いつ・何が・どれだけ売れるのかという需要予測結果を自律的に算出できるサービス設計がなされている。

今回「UMWELT」を導入し、主要製品を用いた検証を実施したことで、現状のベテランの経験や勘と同等程度の予測精度を担保できることを確認し、誰でも簡単に高精度な予測業務を遂行できる体制の構築を進めているとのことだ。

さらに、トライアル段階における分析軸やモデル作成に関するアドバイスによって、納得のいく予測結果を得られたほか、ユーザ数に依存しない高いコストパフォーマンスの恩恵を受けながら、形骸化していた既存の業務フローを着実に棚卸し・再構築するという、組織管理上の大きな実務メリットを享受しているのだという。

現在は、既存の業務フローを鑑みながら、同社にとって最適な予測モデルの作成を進めており、これまでの業務を棚卸ししながら着実に進めることで、形骸化していた業務にメスを入れている。

将来的には、予測業務の効率化に留まらず、在庫の適正化や機会損失の低減など、会社全体で在庫のあり方を変えるための働きかけを推進していく計画だ。