テルウェル西日本株式会社とNTTドコモビジネス株式会社は、「センシング×AI×ロボティクスによる清掃品質保証サービス(仮称)」の提供に向けた協業を開始し、2027年4月に提供開始を予定していることを発表した。
同サービスは、清掃業界において、これまで人の経験や感覚に委ねられてきた清掃品質の評価をデータ化・可視化し、複数の清掃品質データを組み合わせて客観的かつ定量的に評価できる共通基準の確立を目指すものだ。
最適な清掃運営の実現に向け、テルウェル西日本において長年培ってきた清掃現場の専門的な知見と、NTTドコモビジネスのAI・データ利活用技術を融合し、「何名で、何回清掃したか」を評価する従来の仕様発注ではなく、「どれだけの品質を実現したか」という成果や価値を評価する性能発注などを見据えた、新たな清掃品質評価基準の構築を進めていく計画だ。
具体的には、これまで経験や目視など五感に依存してきた清掃品質を、テルウェル西日本が培ってきた品質診断ノウハウをベースに数値化する。
清掃品質データを取得するデバイスの例としては、汚れの程度を数値で測定するATP測定器、臭気計、色差計、光沢度計などの既存の測定機器が挙げられている。
また、トイレセンサによる利用状況や設備稼働状況の把握、ゴミ箱センサによる充填率の把握・満杯予測、汚れ認識デバイスを活用した汚れの高度な画像解析技術の開発・検討を進めているとのことだ。

加えて、清掃品質や利用状況に関するデータを収集・分析することで、ダッシュボード上で一元的に管理・可視化する。
これにより、施設ごとの品質状況や利用状況の把握に加え、SLA(品質保証)の基準を満たしていない箇所をタイムリーに特定することで、より効率的な清掃運営を支援する。

なお、蓄積された清掃品質データは、品質レポート作成やSLA達成状況の確認、品質改善提案などに活用することが可能だ。
テルウェル西日本とNTTドコモビジネスは今後、各種センサデータや品質診断技術に加え、清掃サービスロボットの活用も進めるとしている。
将来的には、清掃品質データに人流・設備データなどを掛け合わせ、清掃領域を起点に設備保守や警備など建物全体の運営を最適化する、スマートビルディングへと進展させる方針だ。

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