荷主企業や元請企業が協力運送会社に運送業務を委託する際、車両の位置情報を知るためには、委託先の運行管理者に電話やメールで問い合わせる必要があり、確認作業に時間を要するうえ、即時把握が困難といった課題が発生している。
そこでMS&ADインシュアランス グループの三井住友海上火災保険株式会社は、同社が提供するフリート契約向けドライブレコーダ・テレマティクスサービス「F-ドラ」が取得した車両位置情報を、株式会社traevoの車両動態管理プラットフォーム「traevo Platform」に提供を開始すると発表した。
「F-ドラ」は、オリジナルの専用ドライブレコーダと専用インカメラによる3つのサポートを提供する、フリート契約向けドライブレコーダ・テレマティクスサービスだ。
一方「traevo Platform」は、デジタコ等の異なる車両位置管理デバイスの情報を一元管理するプラットフォームだ。協力会社の車両の位置情報や作業ステータスが、自社車両と同様に確認・把握することが可能になる。
今回両製品の連携により、契約者の事前同意を前提に、「F-ドラ」の通信機能付き専用ドライブレコーダが取得した位置情報を、「traevo Platform」へ即時連携する。

同機能により、「F-ドラ」導入企業は、「F-ドラ」が提供する事故・緊急時や事故防止取組等のサポートに加え、「traevo Platform」で車両位置情報の一元管理が可能となる
また、荷主企業や元請企業は、「traevo Platform」を通じて協力運送会社の運行状況を把握することが可能となる。なお、同機能の利用には、「F-ドラ」とは別に「traevo Platform」の利用申込が必要とのことだ。
基本プランのサービス料は、1か月あたりスタンダードプランで税別1台1,500円で、シンプルプランは税別1台1,300円となっている。
無料メルマガ会員に登録しませんか?

IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。