NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社は、企業のサプライチェーンをサポートする、デジタルプラットフォームを核とした統合管理サービス「NX Lead Logistics Solutions」の提供を開始した。
「NX Lead Logistics Solutions」は、サプライチェーン全体のプロセスと情報をデジタル上で統合管理し、オーダー管理の効率化を図ることで、包括的な物流最適化を実現するサービスだ。
具体的には、サプライチェーン全体の「見える化」と「制御」を可能にする機能を提供する。
主要な機能の一つ目は、コントロールタワー機能だ。集約されたデータを中立的な立場から管理することで、客観的な視点に基づいた最適な物流計画を立案する。
二つ目が、新たに構築されたデジタルプラットフォーム上を用いて、サプライチェーン上の受発注情報を一元管理するオーダー管理機能だ。
これにより、関係者間の情報共有がスムーズになり、手作業によるミスの削減や処理速度の向上が期待できる。
三つ目が、オーダーから輸送までの進捗状況をリアルタイムでデジタルプラットフォーム上に反映する可視化機能だ。
海、陸、空といった多様な輸送モードや、異なる輸送事業者の情報も統合的に把握し、サプライチェーン全体をリアルタイムに可視化する。
四つ目が、データに基づいたKPI設定と管理、継続的な改善活動をサポートする、物流プロセス全体管理およびパフォーマンス管理機能だ。
サプライチェーン全体のボトルネックを特定し、データドリブンなアプローチを推進する。
五つ目が、リスク管理と例外対応サポート機能だ。サプライチェーン上で発生しうるリスクや、遅延やルート変更といった突発的な事象を予見または検知し、デジタルプラットフォームを通じて関係者にアラートを通知する。
これにより、危機発生時の事業継続(BCP)をデータと情報の面から支援する。
今後は、サプライチェーンの一層強靭化を目指し、テクノロジーを活用した需要予測や、機会損失を防ぐ機能を導入予定とのことだ。
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