滋賀大学発ベンチャー認定企業のディナレッジ株式会社は2026年8月17日、トラック配送ルート最適化SaaS「Hi-SIA(ハイシア)」において、配送進捗をリアルタイムに追跡できる動態管理機能「配送Now!」の正式提供を開始したと発表した。
「Hi-SIA」は、サーバ構築や個別インストールを必要とせず、ブラウザのみで導入できるトラック配送ルート最適化SaaSだ。
初期設定を完了した後は、手元にあるCSVやエクセルの配送先データを読み込ませることで、時間指定や最大積載量、積み卸し時間や回収・引き取りといった複雑な現場の制約条件を考慮した最適な配車計画を一括算出する。
さらに、同一データを用いて「トラック5台の場合と6台の場合」など、異なる条件での計画案を同時に作成・比較できる「パターン計算」機能も搭載している。
AIが算出したルートは地図上にトラックごとに色分けされた番号付きマーカーとして表示され、配送順序の変更や配送先の移動は、地図上でドラッグ&ドロップするだけで直感的に調整できる仕組みだ。
そして今回新たに提供が開始された動態管理機能「配送Now!」により、配車計画を立てたシステム画面が、そのまま運行中の「リアルタイム進捗追跡画面」として機能する。運行中は各車両のGPS位置情報が約2分間隔で自動的に更新され、配車画面の地図上に全車両の現在位置がリアルタイムに表示される仕組みとなっている。
また、ドライバ専用のスマートフォンアプリと連動しており、ドライバが現場で操作した「到着」「配達済み」といったステータスの変更は、管理側のWeb画面に即座に同期される。
これにより、配送先や顧客から「荷物は今どこにあるのか」という突発的な問い合わせが入った際にも、担当者は管理画面の地図を見ながら、その場で正確な到着見込み時間を回答できるようになる。
ディナレッジ株式会社は、今後も「回収や引き取りを伴うルート配送」や「現場での特殊な付帯作業時間を考慮する配送」など、これまでの一般的な自動配車システムではシステム化や再現が難しいとされてきた、より複雑な物流現場の個別要件に対するルート最適化AIの対応力をさらに強化するとしている。

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