株式会社スペースシフトは、山陰酸素工業株式会社と PwC コンサルティング合同会社と共同で、衛星データを活用した脱炭素支援サービス化に向けた実証試験を開始した。
今回の実証事業では、スペースシフトとPwC コンサルティングの地球観測衛星データ解析技術を活用し、「衛星データを活用した森林由来のJクレジット創出支援」と、「再エネ(太陽光発電)のポテンシャル把握」の2つの事業に取り組む。
「衛星データを活用した森林由来のJクレジット創出支援」では、現地調査や航空レーザで実施している森林のCO2吸収量の算定調査を、衛星のデータ解析を活用する方法に代替し、Jクレジット創出の促進につなげる。
また、「衛星データを活用した再エネ(太陽光発電)のポテンシャル把握」では、衛星データから太陽光発電の設置ポテンシャル量の可視化を実施する。
その結果を活用し、再生可能エネルギー導入の推進を図り、地域の脱炭素化に貢献することを目指す。
3社はこの2つの実証試験を通して、衛星データを活用した脱炭素支援サービスを構築し、地域と共にカーボンニュートラルを目指すとしている。
なお、この実証事業は、鳥取県の宇宙産業推進を目的とした補助金である鳥取県産業未来共創研究開発補助金の採択を受けて実施されるものだ。
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