TOP >
人工知能(AI) > LINEとNECの戦略にみる、AIの実装のために必要な2つのコト —IoTConference2018レポート2
さきほどの砂金氏の講演でもあったように、AIといってもそれぞれ強みがある。NECのAI技術の主な特長は、「生態認証」だ。生体認証技術の重要性について中尾氏は、次のように語った。
「私たちのいる実世界に対し、デジタルは便利な反面、リスクを含む世界だ。そんな世界で安心してデジタルを活用するための”入口”が生体認証だ」(中尾氏)
たとえば米国ロサンゼルス郡保安局の犯罪捜査システムに、NECの顔・虹彩・指紋・掌紋からなる「マルチモーダル認証」を提供。導入後、7日後に”迷宮入り”していた事件の解決につながったという。
NECのAI技術群「NEC the WISE」のソリューション一覧(出典:NEC)
「AIの期待は高まっているが、使いこなせているお客様は少ない」(中尾氏)。「日経ビッグデータ人工知能関連調査」(2015年11月~12月)によると、経営者の88%がAIに期待しているものの、十分に対応できているのは4%だという。
企業がAIを活用し、変革を起こすためには、プラットフォームを利用するだけではなく、組織におけるプロジェクトの進め方が肝心だと中尾氏は指摘。”考えて・試して・運用する”といった「仮説検証+改善/誘発」のプロセスが重要であるとした(「アジャイル」や「リーン」といった概念も同様の意味だという)。
技術・科学系ライター。修士(応用化学)。石油メーカー勤務を経て、2017年よりライターとして活動。科学雑誌などにも寄稿している。
企業向けAI活用虎の巻
AIによって「優秀な人材」の定義が変化したことを、どうみるべきか —AI時代の人材採...
まだ、生成AIのチャットボットで消耗しているの? ー自律的に動くAIエージェントが働...
AI時代の「中間管理職クライシス」 —部下がAIに相談する時代、上司の価値はどこに残...
AIに仕事を頼む技術 —なぜ「営業資料を作って」と頼むと失敗するのか?
生成AIは、使い手の「言語化能力」を暴く、リトマス試験紙
AIに「ゴミ」を食わせるな ーAIエージェントが賢くなるデータ、バカになるデータ
AIで業務を自動化する方法とは ーなぜ、ChatGPTを配っても仕事は減らないのか?
なぜあなたの会社で、生成AIが活用されないのか?どこで活用すべきか?
生成AI活用ガイド
「厳しい・緩い」では測れないAI規制、6カ国の規制動向から読み解く企業の備えとは
AIの費用障壁が下がった今も、導入が進まない企業に欠けている「入り口設計」という発想
公開3日で停止された「Claude Fable 5」はなぜ復活できたのか?解除の裏側...
AIエージェントが発注する時代に備える、サプライヤーが今すぐ点検すべき3つのこと
B2B取引の自動化で「発見されない企業」にならないために ーAIが自律的に連携する時...
各社が模索するAIエージェントを現場に入れるためのデバイス、企業は何を問うべきか
米政府に公開3日で停止されたAI「Claude Fable 5」、その能力と企業が今...
AIはSaaSを殺さない、「共存戦争」の裏で本当に起きていること
AIが買い物を代行する「エージェント・コマース」時代、Googleが提唱するUniv...
AIエージェントはどこまで使えるか?検証して見えた「二度手間」の課題と正しい距離感