NECソリューションイノベータ、健康データの一元管理と活用で健康経営をサポートする「NEC 健康管理支援サービス」を提供開始

国民医療費の増加や生産年齢人口の減少など企業や健康保険組合を巡る環境は大きく変化している。企業が従業員の健康づくりに積極的に関与し従業員が活き活きと自分らしく健やかに働くことで、医療費負担の軽減と生産性の向上につなげる健康経営への取り組みがより一層重要になっている。

しかし、多くの企業では従業員の定期健康診断の情報などを一元管理できていないため、健康経営に取り組むにあたって、データを活用した組織的な分析や施策検討などが課題となっている。

NECソリューションイノベータ株式会社は、企業で働く従業員の健康管理を支援する「NEC 健康管理支援サービス」を11月1日より提供開始する。

同サービスは、従業員の定期健康診断結果など健康管理に関するデータを一元管理し、組織単位で健康データを分析することで、従業員の健康づくりや健康管理スタッフによる健康管理・保健指導、組織の健康課題への取り組みをサポートする。また「NEC 健診結果予測シミュレーション」などNECソリューションイノベータが提供する健康支援ソリューションと連携し、健康経営に取り組む企業や団体を支援する。詳しい特長は以下の通り。

健康づくりを支援（従業員向け）

定期健康診断に関する情報を電子データとして管理することで、従業員は必要な時にいつでも確認することができ、従業員が自らの健康管理に取り組むことを促進する。

1. 全従業員向けの主な機能
• 定期健康診断の結果の確認
• 健康管理スタッフからの保健指導や産業医の意見を確認
• ストレスチェックの回答、結果確認（メンタルヘルスケアサービスとの連携により）
• 定期健康診断結果から予測される将来の健康状態と生活改善策を確認（NEC検診結果予測シミュレーションとの連携により）



2. 職場管理者向けの主な機能
• 保健指導や産業医からの部下に対する配慮事項を確認

健康管理・保健指導を支援（健康管理スタッフ向け）

定期健康診断やその後の保健指導情報をデータ化し、一元管理する。これにより、健康管理スタッフの業務効率化やデータ分析を元にした、より効果的な保健指導の実現する。また、定期健康診断結果の判定支援や従業員への結果を通知するほか、保健指導面談のスケジュールや面談結果の管理を行う。

組織マネジメントへの活用を支援

収集したデータを組織単位で分析することができる。これにより、組織の健康課題を可視化し、例えば交代制の業務において身体面への負担を解消するために交代サイクルを変更するなど、健康課題の解決と生産性向上への取り組みに役立てることができる。

健康支援ソリューションとの連携（オプション）

NECソリューションイノベータが提供する以下の健康支援ソリューションと連携して利用することができる。これにより、身体と心の両面から従業員の健康管理をサポートする。なお、利用においては別途サービス契約が必要だ。

• メンタルヘルスケアサービス

「ストレスチェック」をきっかけに、従業員自身による「セルフケア」、産業保健スタッフによる「面接支援」、職場での「ラインケア」を総合的に行うことで、従業員のメンタルヘルス対策や職場環境改善活動を継続的に支援する。

• NEC 健診結果予測シミュレーション（2021年4月以降連携予定）

過去の蓄積された定期健康診断データから導き出した健診結果予測モデルを用いて、現状の生活を継続した場合の予測や、生活を見直した場合の予測を提供する。

同サービスの価格は以下の通り。

NECソリューションイノベータは、販売目標として今後3年間で80,000IDの導入を目指すとしている。

IoTNEWS編集部

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