先日、M-SOLUTIONS本社で「Pepperのビジネス活用徹底研究」が開催された。レポートは本記事で最後となる。
【Pepperのビジネス活用徹底研究】
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3. cocoro SB、Pepperの心を理解する、Pepper感情生成エンジンの秘密 レポート
4. M-SOL、Pepperアプリ開発のトレンド ・事例紹介 レポート(本記事)
M-SOLUTIONS株式会社(以下、M-SOL) 植草学氏から「Pepperアプリ開発のトレンド ・事例紹介」について発表があった。
Pepperには、「一般販売モデル」と「法人向けモデル」があるが、M-SOLは法人向けモデルのPepperを簡単にしゃべらせることができる「Smart at robo for Pepper」というサービスを提供している企業だ。
以前IoTNEWSでは、M-SOLの植草氏に個別インタビューを実施したので、詳細はそちらをご確認いただきたい。
■ノンエンジニアでも設定できるPepperアプリケーション - エムソリューションズ 取締役 植草さんインタビュー
プログラミングができなくても簡単に利用できるため、現在は店舗からの問い合わせが多いということで、実際に使用されている事例の発表を紹介する。
町田のカフェ SUN’S CAFEではレジの横にPepperを置き、ランチタイムになるとPepperがランチをおススメしたり、定期的に変わるメニュー説明などをさせている。全て店舗のスタッフがセリフや動作を設定しているという。
次に、十倉佳史内科クリニックでは、不安がっている患者に対しPepperが話しかけて安心させたり、認知症予防の問いかけをしている。
浦安市施設利用振興公社では、浦安市の総合体育館会館20周年の記念イベントで、約7分間のスピーチを代行した。問合せから稼働まで7営業日で導入したという最短事例だという。
さらに、ガトープーリアというケーキショップでは、「気になる商品はありますか?」とPepperが来店客に聞き、来店客が答えるとその商品の説明をしてくれる使い方をしている。
最後に、イオンモール四条畷のイオン銀行店頭で使われている事例の紹介だ。Pepperが店舗の接客をすることで、おもてなしによるサービス向上につながったという。
「Smart at robo for Pepper」自分たちで作ることができ、その後修正することも簡単な点がポイントだという。
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・M-SOLUTIONS
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