シャープ、住宅用「クラウド蓄電池システム」を発売

シャープ株式会社は、同社製のクラウドHEMS※3と組み合わせること で、電気の使用状況や天候に応じて最適なエネルギーマネジメントができる住宅用「クラウド蓄電池システム」の新製品を発売する。リチウムイオン蓄電池は、コンパクトな4.2kWhタイプ<JH-WB1621>と大容量の8.4kWhタイプ<JH-WB1622>の2機種がある。

 

<JH-WB1621>は、従来機※4から体積比約34%の小型化を図った。横幅を50cmに抑え、スペースが限られた住宅にも設置しやすくなった。

<JH-WB1622>は、横幅70cmのコンパクトなボディながら8.4kWhと大容量化。従来機※5では、大容量化を図るため蓄電池が2台必要だったが、同機は1台ですっきりと設置できる。電力をたくさん使う家庭での普段使いはもちろん、万が一の停電 時にも安心だ。また、蓄電池と太陽光発電システムを1台で制御できるハイブリッドパワーコンディショナの新製品<JH-42GM2P/JH- 55GM3P>と組み合わせることで、さらなる省スペース設置が可能。

加えて、従来機※4※5比約1.5倍の長寿命設計により、約12,000回(従来機は約8,000回)の充放電を繰り返しても初期の約70%の容量を維持できるという※6

 

電力の小売全面自由化のスタートに加え、ZEH(ゼロエネルギーハウス)や太陽光発電の自家消費時代の到来に向 け、賢く電気を使いたいというニーズが高まる中、蓄電池のさらなる普及が見込まれる。

同社は、太陽光発電システムや蓄電池などの「創エネ/蓄エネ機器」 とエアコンや冷蔵庫などの家電製品を連携させ、家全体で電気を賢く制御することにより、省エネで快適な暮らしを実現するエネルギーソリューションを提供していくという。

シャープ、住宅用「クラウド蓄電池システム」を発売
クラウド蓄電池システム
左から リチウムイオン蓄電池<JH-WB1622><JH-WB1621>
ハイブリッドパワーコンディショナ<JH-42GM2P>
パワーコンディショナの外観は、<JH-42GM2P><JH-55GM3P>共通。

 

品名 クラウド蓄電池システム
リチウムイオン蓄電池 ハイブリッドパワーコンディショナ
形名 JH-WB1621 JH-WB1622 JH-42GM2P JH-55GM3P
設置場所 屋外/屋内※7 屋外 屋外
公称容量 4.2kWh 8.4kWh
定格出力 4.2kW 5.5kW
希望小売価格(税別) <JH-WB1621>+<JH-42GM2P> 1,800,000円
<JH-WB1622>+<JH-55GM3P> 2,980,000円
*代表的なシステム価格。蓄電池とパワーコンディショナなどの組み合わせにより価格は異なります。
*いずれもマルチエネルギーモニタ、電力センサー、ケーブルなどを含む価格です。
発売日 6月1日 9月1日 6月1日 6月1日
月産台数 計500システム

 

主な特長

従来機比約34%小型化した業界最小クラスのコンパクトタイプ(4.2kWh)と大容量タイプ(8.4kWh)をラインアップ

・コンパクトな4.2kWhタイプの<JH-WB1621>は、従来機(JH-WB1402/4.8kWh)から体積比約34%の小型化を実現。横幅を50cmに抑え、スペースが限られた住宅にも設置しやすくなった。別売の専用金具を用いれば、クローゼットや階段の下など、屋内にも設置できる。

・<JH-WB1622>は、横幅70cmのコンパクトなボディながら8.4kWhの大容量を実現。従来機(JH-WB1503/9.6kWh)では、大容量化を図るため蓄電池が2台必要だったが、同機は1台ですっきりと設置できる。電力をたくさん使う家庭での普段使いはもちろん、万が一の停電時にも安心。

・蓄電池と太陽光発電システムを1台で制御できるハイブリッドパワーコンディショナの新製品<JH-42GM2P/JH-55GM3P>と組み合わせることで、さらなる省スペース設置が可能。

・コンパクト設計により、簡易基礎工事だけで設置できるので、施工期間の短縮と施工費用の削減が図れる。

シャープ、住宅用「クラウド蓄電池システム」を発売 シャープ、住宅用「クラウド蓄電池システム」を発売

従来機比約1.5倍の長寿命設計により、約12,000回の充放電を繰り返しても初期の約70%の容量を維持

・従来機比約1.5倍の長寿命設計の蓄電池セルを搭載。約12,000回(従来機は約8,000回)の充放電を繰り返しても初期の約70%の容量を維持できる。

・電極材料には安全性の高いリン酸鉄リチウムを使用。温度上昇時には電池内部の圧力を逃がす構造により、さらに安全性を高めている。

その他の特長

・同社製のクラウドHEMSと連携することで、天気予報に合わせて蓄電池の放電開始時刻を自動で調整。雨や曇りで太陽光発電システムの発電量が少ないことが予測される場合は、放電開始時間を遅らせることで、昼間の割高な電力の購入を抑えることができる。また、気象警報(大雨、洪水、爆風、高潮、波浪、暴風雪、大雪)発令時には、自動的に充電を開始。満充電の状態で万が一の停電に備えられる。

・同社のDCハイブリッドエアコン※8と組み合わせることにより、蓄電池にDC(直流)で蓄えられた電力を、電力ロスの大きいAC変換をすることなく、エアコン室外機にそのまま給電できる。

・電力の全面小売自由化スタートに伴い、クラウドHEMSをバージョンアップ。新電力事業者の料金プラン※9を含め、生活や家族構成に応じて最適な料金プランのシミュレーションが可能となる。

 

※1 屋外設置タイプの住宅用蓄電池において。同社調べ。2016年4月4日現在。

※2 リチウムイオン蓄電池の他、パワーコンディショナ、マルチエネルギーモニタ、電力センサー、ケーブルなどを含むシステム。

※3 クラウドHEMS(Home Energy Management System)の対象機種は<JH-RTP4/JH-RTP5/JH-AG01>。その他、ブロードバンドルーター、常時接続型のブロードバンド回線、「SHARP i CLUB」への会員登録が必要。

※4 2014年7月発売の<JH-WB1402>(4.8kWhタイプ)。

※5 2015年5月発売の<JH-WB1503>(9.6kWhタイプ)。

※6 蓄電池セルでの測定結果。

※7 屋内設置には、別売の専用金具が必要。屋内設置時は、蓄電池の上方に約70cmのスペースが必要。

※8 対象機種<JH-D716J2/JH-D566J2/JH-D406J2>。

※9 一部事業者に限る。

 

【関連リンク】
シャープ(SHARP)

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