YE DIGITAL・西鉄エム・テック・産経新聞社など、「スマートバス停」省電力モデルの実証実験を開始

株式会社YE DIGITALによると、国内に50万基以上あるといわれる路線バスのバス停のうち、約80%は電源供給されていない。バス停管理業務の負荷削減を行うためには、無給電バス停のスマート化が必要不可欠である。スマート化を進めるためには、バス停を運用維持できるビジネスモデルの構築が課題となる。

株式会社YE DIGITAL、西鉄エム・テック株式会社、株式会社産業経済新聞社(以下、産経新聞社)、株式会社YONDEは、2021年12月から約3ヵ月間、主に西日本エリアで5事業者を対象に「スマートバス停」の実証実験を実施している。

スマートバス停とは、デジタルサイネージにバスの運行時刻表や運行系統図に加えて、その他の告知文や広告などを遠隔から更新、表示できるバス停である。動画などの情報配信が可能なモデルや、乾電池駆動により様々な気象条件下でも電源供給なしで稼働できる「楽々モデル」など、様々なタイプが開発されている。

このほど4社は、5事業者を対象に、東京や仙台を含む主に東日本エリアにおいて、スマートバス停省電力モデルの実証実験第2弾を2022年3月15日~約3ヶ月、実施する。

同実証実験は、スマートバス停にQRコードを表示し、QRコードサイトからダウンロード可能なコンテンツを提供する。そのダウンロードによって得られたデータから、QRコードの認知効果を分析する。QRコードを活用して、広告等収益につながるコンテンツを提供するビジネスモデルの検証を行う。

今回は、QRコードサイトから産経新聞社の「探訪シリーズ」で過去に人気を集めた旅の写真がダウンロードできる。掲載写真は約1週間ごとに変更になり、終了予定の2022年5月末までに計12枚の旅写真がダウンロード可能だ。

YE DIGITAL・西鉄エム・テック・産経新聞社など、「スマートバス停」省電力モデルの実証実験を開始
スマートバス停実証イメージ
同実証実験で使用するスマートバス停「楽々モデル」は、既存ポールや壁面に専用金具で取り付けるのみで、約30分で取り付けが可能なほか、13.3インチ電子ペーパー採用により省エネと視認性の両立を実現するという。

なお、スマートバス停の設置場所は以下の通り。

  • 京王バス株式会社:「浄水場前」バス停(東京都多摩市桜ケ丘1丁目)
  • 京成トランジットバス株式会社:「塩浜車庫」(千葉県市川市塩浜2丁目)
  • 神姫バス株式会社:「アクリエひめじ」バス停(姫路市神屋町)
  • 東武バスセントラル株式会社:「かっぱ橋道具街入口」バス停(東京都台東区千束1丁目9)
  • 宮城交通株式会社:「泉ヶ丘南」バス停(仙台市泉区泉ケ丘2丁目5)
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京王バス「浄水場前」バス停
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