第5回 IoT/M2M展 レポート その5

IoT/M2Mシステムを構築するための無線通信技術、センサーや、様々なアプリケーションが一堂に集結する専門展 「第5回IoT/M2M展レポート」の第五回。

第5回 IoT/M2M展 レポート その1
第5回 IoT/M2M展 レポート その2
第5回 IoT/M2M展 レポート その3 ーIoTを支える組込みシステムの品質向上
第5回 IoT/M2M展 レポート その4 ーソラコムブース

オプテックス セーフメーター、水質管理、人感センサ

オプテックスの新型セーフメーターは、旧型の運転者の測定センシング技術をさらに活用してもらうために、自社ブランドで開発した。

今までのセーフメーターは、データを取りだすことができず液晶で表示させるだけだったが、新型は、スマートフォン経由で簡単にゲートウェイからクラウドにあげてデータを活用することができるようになった。設置の簡単さにこだわり電池駆動となっているという。

運転の急挙動、急ブレーキ、急発進、急ハンドルをセンシングしている。センシングした情報はスマートフォンで可視化することもあるが、主にB2Bを想定しているため、PCで見ることを想定している。

・PC管理画面イメージ
オプテックス

オプテックス

オプテックス

クルマを運転する業務をしている企業は必ず運転管理者を置き、管理者は個々のドライバーの状態を知りたいが、そこまで予算をかけられないユーザーに使ってもらいたいという。

 

さらに、IoT水質管理ソリューションの展示もあった。

IoT水質管理ソリューション

IoT水質管理ソリューション

上記写真のへこんでいる部分に赤外線を通しており、ここの透過度を見てにごり具合がわかるという仕組みになっているという。これまでの培ってきた赤外線の技術が使われており、さらに大きなポイントとしては「ワイパー」だそうだ。

IoT水質管理ソリューション
凹んだ部分の中央にある金属がワイパー

綺麗な水でも1日たってしまうと、藻などが発生してしまうため、1時間に1回などこの「ワイパー」が赤外線部分を掃除する。「この細かい技が同社のノウハウ」だと自信を見せた。(ブース担当者)

取得したデータは端末に蓄積され、ゲートウェイを介してプラットフォームに繋げると効果的な運用ができるのではないか、ということだった。

 

さらに、赤外線が通っている部分(写真で指をさしているところ)を人が歩くと、Raspberry Piを経由してLEDが光るというデモンストレーションもあった。

オプテックス
指をさしている部分に人感センサーがある
オプテックス
Raspberry Piを使用し、LEDが光る

 

ユーロテック社

ユーロテック社

ユーロテックのIoTの中の役割は、ゲートウェイからプラットフォーム、さらに上のアプリケーションにデータを渡すというところまでだ。

今回展示されていたのは、そのプラットフォームとゲートウェイの仕組みを使ったデモで、センサーはオプテックス社のものを利用している。

ユーロテック社

特徴はゲートウェイ側にJavaのOSGiのフレームワークを利用して、ESF(Everyware Software Framework)であらかじめコネクティビティを担当するBuilding BlockやセキュリティをつかさどるBuilding Block、Modbusなど産業向けのプロトコルに対応するBlockなどをあらかじめ用意して、「最小限のカスタマイズで、センサーデータの入力を受けて上にあげる」という小さな部分だけ開発すればすぐデータがクラウドにあがるという仕組みだという。

なるべくマーケットインのスピードを早めるために必要最小限のものを用意しているそうだ。

通常、エージェントを1から開発してデータをセキュアにあげたり、コネクションをはってデータをあげるなど、ロジックを書かなければいけないが、インテリジェントなゲートウェイサービスのため、組込み部分が手軽に簡単に作りこむことができる。

ゲートウェイはハードウェアとしてリッチなため、予兆保全のアプリケーションエンジンを走らせ、エッジコンピューティングのように機械で予兆診断をするという実証実験も実施しているという。同社はエッジコンピューティングの部分で、いわゆるインテリジェンスの分散化を狙っているそうだ。日本のゲートウェイは小さく単機能なモノが多いが、同社はその逆を目指している。

それに対応するクラウドのセキュリティは ベリサインと協業して、公開鍵暗号方式で証明書を発行して、認証されたゲートウェイ、デバイスだけ通信を確立する。

そして例えば色々な場所にばらまいて現地の作業員の方が設定できるかというなかなかできないので、電源だけ入れれば必要なアプリが配信される自動プロビジョニングという機能もある。

同社の思想としては、極力オープンスタンダードに準拠した形で作っているという。

Everyware Cloudが利用されているのは、産業向けの機械監視での利用が一番多く、車載グレードの認証を取っている端末が多いため、ヨーロッパのバスや電車の運行管理などトランポーテーション系の利用が多いそうだ。

管理画面はエンドユーザーが使うことは想定しておらず、管理者が使うことを想定した標準的なものになっているため、カスタマイズしたダッシュボードなどは上のレイヤーで対応してほしいとのこと。(ブース担当者)

ユーロテック

 

 

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