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第5回 IoT/M2M展 レポート その4 ーソラコムブース

IoT/M2Mシステムを構築するための無線通信技術、センサーや、様々なアプリケーションが一堂に集結する専門展 「第5回IoT/M2M展レポート」の第四回は、ソラコムのブースだ。ブースでは多くの企業がSORACOMの技術を利用した展示を行っていた。今回は、その中でも2つのサービスを紹介する。

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ぷらっとホーム OpenBlocks

ぷらっとホーム

ぷらっとホームは、同社のOpenBlocks IoT BX1センサーを2つとソラコムの3Gを使用し、AWS IoTのAmazon Elasticsearch Serviceでグラフ化するというデモを展示していた。展示では2台のセンサーだったが、BLEとWiFiが使えて、実際は10台以上BLEで繋げることができるそうだ。

デモンストレーションは、写真左のパトランプとOpenBlocksの間の通信がWi-Fiで接続している。OpenBlocksはソラコムの通信を使ってAWS IoTに接続してるというものだ。

PCの画面は、工場のコントロールセンターをイメージしており、AWS IoTのThing Shadowsという機能を使うことで、現場のパトライトがどういう状態かを見ることもできる。さらに、PCの画面でライトを消すとThing Shadowsの機能を使い、パトランプを消すこともできる。

OpenBlocksとモノの間は、通常のWi-Fiが届く距離と同じくらい離れていても利用ができる。実際の工場では、ラインのどこかにOpenBlocksをつけておけば、ラインの外からパトランプをコントロールすることができる。

また、OpenBlocksは、USBでの電源供給ができるタイプと、ACで供給できるタイプがあるということだ。

OpenBlocks

機能的には同じで、CPUにはEdisonを利用しているということだが、EX1は下の写真のように、様々なインターフェースをつけるために大きくせざるを得なかったという。拡張スロット部分は、サブギガのモジュール、EnOceanなど無線系の通信も可能で、ドコモのLTEもつくようになる。同社の製品はNTTドコモのブースや、ユビキタス社のブースでも展示されていた。

OpenBlocks

 

NHNテコラス 街の動きを知る

TECHORUS

NHNテコラスは、中野区のサンモール商店街にどのくらいの人が滞在しているのかを把握するために、センサー機器と通信SIM SORACOM Airを使用して日々データを取得しているという事例を発表していた。

6つのブロックに分け、20~30m置きにセンサーを設置し、人の動きを把握することによって、今後サイネージで案内板を設置する際にどこに置くのが一番効果的なのかなど、今後の取り組みをする前段部分として、「街の動き」を把握する実験だという。

センサー自体を街に設置する際、Wifiの確保は困難なので、ソラコムのSIMを利用しているのだという。少量のデータを定期的に送るだけという利用シーンであれば、SORACOMの場合、1枚のSIMであっても、安価かつ、安全に利用できるところがよい。

調査の結果、「混雑する場所がどのあたりなのか?」という傾向、「どの時間帯から混み始めるか?」「終電の時間を過ぎても想像以上に人が残っている」ということなどがわかってきたという。

今後は、もっと時間帯や場所によって最適な情報配信を行ったりするといった、街づくりをする上でのアイディアが出てきたそうだ。

 

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