家エリア、生活シーンを豊かにする技術やサービスを提案ーCEATEC JAPAN 2016 レポート④

第4回目となるCEATEC JAPAN 2016のレポートは家エリアを中心に行っていく。

SHARP

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シャープブースでは何度かIoTNEWSでも取り上げたモバイル型ロボット電話「ロボホン」が人気を集めていた。
ロボホンは、これまで個人向けに販売されていたが、法人向けサービスとして「受付・接客」「プレゼン」などの機能を備えた「お仕事パック」が提供される。

ブース内ではレストランシーンでのロボホンの使用例の展示が行われていた。タブレットを使って注文が行えるレストランは最近増えてきたが、これならロボホンにおすすめの料理を紹介してもらったり、料理の注文をすることができる、また、英語や中国語での会話も対応予定としており、海外展開や観光客向けに設置し接客を行ってもらう使い方もこれから増えていきそうだ。

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シャープでは今までいくつかのクラウドにつながったIoT家電を発売してきたが、今回展示されていた写真のホームアシスタントはこれ自体がクラウドとつながっており、既存の家電に対して赤外線で指示を出すことで家電自体をクラウドに対応させることなく、家の中の家電の連携を行うことができる、いわば、家電のクラウドハブとなる存在だ。

また、この機器も先ほどのロボホンと同じく会話機能を搭載予定で、「今日は暑いね」などと話しかけることでホームアシスタントがエアコンの電源を入れるといった、命令するのではなく会話の中で何をしてほしいか汲み取ってくれる機器を目指している。

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シャープの「RoBoHoN(ロボホン)」、法人への本格的導入に向け 「お仕事パック」の提供と「認定開発パートナー制度」を開始

seven dreamers

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セブンドリーマーズでは自動で洗濯物を畳むlaundroidのデモンストレーションを行っていた。

ランドロイドは所定の場所に入っている洗濯物の画像を解析し、どの種類の衣類なのかを自動で判別し、その衣類に適した折り方で洗濯物を自動で畳んでくれる。また、衣服が誰の物なのか登録しておくことで家族別に仕分けをして畳んでもらうことも可能だ。

2017年3月には価格が発表され、予約受付が開始される。

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セブン・ドリーマーズ、全自動衣類折りたたみ機「laundroid® 1」を発表

DJI JAPAN

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ブースでは新製品であるMavicやPhantomのデモフライトが行われていた、特に新製品のMavic Proのデモフライトではホバリングの場所を一度指定すれば、飛行中の機体を手で引っ張っても自動的に戻っていくなど、自動制御機能の高さを伺うことができた。

また、指定した人を自動で追尾し、常にカメラの視野内に収めたり、障害物を自動で回避したりと、操作補助の機能が多数有るため、ドローンを扱う際のハードルが大きく下がり、初心者でも扱いやすい機体だ。

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DJI、小型折りたたみドローン「Mavic Pro」を発表

NHK

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NHKでは主に4K、8K映像関連の展示が行われていた、放送に使うだけでなく、その解像度を活用できる場面を想定しての実用性検証が進んでいる。今回の展示では美術と医療についての活用例があげられていた。手術などを行う際には小さな異変でも見逃すことができないため、できる限り画素数が高く、高精細な映像が求められる、また絵画などの芸術作品、実際に目の前で見た時と同じような体験ができる、高解像度の電子美術館のデモが行われていた。

8K

また、厚みが約2mmのLG社製4K有機ELパネルを4枚組み合わせることで実質8K130インチの画面の展示も行われていた、これだけ精細な画面ながら、横に回ってみると写真の通りシートのように薄いため、壁に貼り付けるような形での運用も可能だ。
 

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【関連リンク】
シャープ(SHARP)
DJI JAPAN
セブンドリーマーズ(seven dreamers)
NHK

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