サイプレス、IoT デバイスへの大量導入の道を開く新しい802.11acソリューションを発表

IoT向けワイヤレス接続ソリューションを提供するCypress Semiconductor Corp.(以下、サイプレス)は、802.11ac高性能Wi-FiおよびBluetooth、Bluetooth Low Energy (BLE) を組み合わせた高度な共存性と堅牢性をもった無線接続を実現する2つの新しいワイヤレスソリューションを発表した。

高速通信を可能にする802.11acソリューションは、IoTデバイスの高速ダウンロードや通信距離拡大を可能にするだけでなく、ディープスリープモードを素早く利用して消費電力の低減も実現する。このソリューションは、サイプレスの包括的なWICED StudioターンキーIoT開発プラットフォームで設計が可能。

802.11ac対応Wi-Fiネットワークは、セキュアなデバイス認証により低レイテンシと高速接続を同時に実現するため、IoTデバイスをクラウドに直接接続するのに最適なワイヤレス技術。サイプレスの新しい高集積かつ先進的なCYW43455マルチラジオワイヤレスソリューションは、高性能802.11acと低消費電力Bluetooth 4.2、およびBLEを搭載している。このコンボソリューションは、防犯カメラなど、高速Wi-Fiとモーション検知用の低消費電力BLE接続を組み合わせて搭載することが求められるスマートホーム製品に最適だという。

サイプレスのCYW54907 802.11acマイクロコントローラ(MCU)は、高性能320MHz ARM Cortex-R4アプリケーションプロセッサと先進的な802.11acサブシステムを統合している。この強力なデュアルバンドソリューションは、IoTゲートウェイブリッジングや、同期ストリーミングオーディオソリューションを提供する。いずれも、20、40、80MHzチャネルのデュアルバンド2.4および5GHz無線を搭載し、最大433Mbpsの性能を実現するという。

サイプレスWICED Studio 4開発プラットフォームは、相互運用が可能な統合ワイヤレス ソフトウェア開発キット(SDK)を提供している。このSDKには、厳格にテストされたWi-FiおよびBluetoothプロトコルスタックが含まれているため、開発者は複雑なワイヤレス技術について学習する必要がなくなり、設計が容易なアプリケーションプログラミングインターフェースを入手することができる。

また、IoTがデュアルモード接続へと向かっている傾向にあわせ、サイプレスのWi-Fi/BluetoothコンボソリューションとBluetooth/Bluetooth Low Energyコンボ ソリューションの両方をサポートしている。さらに、Amazon Web Services、IBM Bluemix、Alibaba Cloud、Microsoft Azureなどの一般的なクラウドサービスを、プライベートクラウドパートナーから提供されるサービスと、SDKに含まれる豊富なライブラリとを使用することで、数分でクラウド接続が実現する。

サイプレスのWICED Studio 4コネクティビティスイートは特定のマイクロコントローラ(MCU)に依存しないため、各種サードパーティMCUを直ちにサポートすることが可能で、複雑なIoTアプリケーションのニーズに対応。また、接続デバイスにMCU機能を統合することにより、単純なIoTアプリケーションに対するコスト効率の高いソリューションを実現することも可能だという。Wi-FiおよびBluetoothプロトコルスタックは、ホストMCU上または組み込みモードで透過的に動作可能なため、共通のファームウェアで柔軟性の高いプラットフォームアーキテクチャを実現するという。

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サイプレス(Cypress)

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