XRは、拡張現実や仮想現実など従来と異なる体験をもたらすことができる主要な5Gメディアとして注目されており、世界中で高品質なXRコンテンツの需要が高まっている。
KDDI株式会社と韓国の通信事業者LG Uplus、カナダの通信事業者Bell、中国の通信事業者China Telecom、アメリカのQualcommは、オリジナルXRコンテンツの制作支援を目的にGlobal XR Content Telco Alliance(国際XRコンテンツ制作通信事業者アライアンス)を設立した。
同アライアンスでは、スマートフォンの5Gアプリケーション向けにXRコンテンツを配信する事業者を支援することで、5Gにおける次世代エンターテインメントメディアの実現に取り組む。また、コンテンツ制作会社であるFelix & Paul Studios、Atlas Vと連携し、XRコンテンツの共同開発に取り組み、XR分野での知見を蓄積していく。
また、今後数年間かけて世界各国の制作会社と共にプロジェクトをサポートしていく予定としている。その第1弾として、アメリカのTIMEが、ISS国際研究所、NASAと共同でVR作品「Space Explorers: The ISS Experience」を制作する。
同作品は、Felix & Paul Studiosが開発する国際宇宙ステーション(ISS)を体験できるVR作品である。人類が国際宇宙ステーションに滞在するようになって20周年を迎える今秋に、宇宙遊泳などの体験が可能な映画のようなビジュアルを備えた360度のVR作品を提供する。日本では2020年11月以降、「auスマートパスプレミアム」限定で配信する予定だ。
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