ペットと長くうまく付き合っていくためのIoT商品

ペットを迎え入れたら、家族同然に可愛いもの。ペットにも日々快適に、そして健康に長く生きて欲しいと思うものだろう。

そこで今回はペット用のIoT商品を紹介したいと思う。

重篤になる前に予防ができるように

まず紹介するのは「プラスサイクル」という、日本動物高度医療センターが開発した3軸センサーと気圧センサーを搭載したIoTデバイスだ。

日本動物高度医療センター、ペット向けIoT管理ツール「プラスサイクル」発売

[参考記事] 日本動物高度医療センター、ペット向けIoT健康管理ツール「プラスサイクル」発売

言葉を話せないからこそペットの異常には気づきにくい。早期発見できれば治療できていたかもしれない病気に即座に気づくためにも、日本動物高度医療センターはこのデバイスの開発を行ったという。

プラスサイクルは500円玉程度のデバイスで、首輪などとともにペットに取り付ける。

3軸センサーにより、運動や食事、睡眠中などの動きを24時間計測し、活動量という値に変えている。

さらに気圧センサーにより、ジャンプの回数も把握することができる。ジャンプの回数が減ってきた際、何か異常があるのではないかと検査をすることができるのだという。

特に加齢に伴う変形の関節症や脊椎症の初期症状として、ジャンプをしたがらなくなるという傾向があるため、ジャンプの回数を計測しておけば、スムーズに検査に移ることができる。

計測した活動量やジャンプの回数などのデータは、全国200箇所以上のプラスサイクル対応病院と共有される。

飼い主はスマートフォンの専用アプリを通して計測したデータを見ることができ、日常の記録を行うこともできる。

さらに獣医師にはDr.SITEという専用のアカウントがあり、かかりつけの病院に導入してもらえば、そこでデータを共有化して見ることができる。

今後はプラスサイクルをつけたペットのデータがたまり、「このような活動量のペットは、ある症状や病気になりやすい傾向にある」という分析をAIによって行うことで、真の予防獣医療が行える可能性を感じているのだという。

トイレで愛猫を守る

次に紹介するのは猫のIoTトイレで、体重、尿量、尿回数、滞在時間、温度を計測できるデバイスだ。

シャープの「AIoT」新製品、猫用ペットケアモニター「HN-PC001」が発売

[参考記事] シャープの「AIoT」新製品、猫用ペットケアモニター「HN-PC001」が発売

底に設置するスケールユニットで、体重や尿量を計測し、独自のアルゴリズムで解析した結果を専用アプリを通してスマートフォンで見ることができる。もし計測データに変化がある場合は、アラート通知をしてくれる。

利用者の声としては、体重を自動的に計測し、時系列で見ることでの健康把握・管理ができる点や、外出先からでもトイレに行っていることが確認できるというメリットを感じているという。

現段階では病気の診断という部分には着手していないが、尿量や尿回数を飼い主が把握し、変化があった際に獣医に相談できるツールとして役立てることができるだろう。

見守りと同時に普段見れない表情も見られる

最後は東京電力エナジーパートナーが提供するペットの見守りサービスだ。

東京電力エナジーパートナー、AI搭載のペット見守りサービス「ペットみるん」の提供を開始

[参考記事] 東京電力エナジーパートナー、AI搭載のペット見守りサービス「ペットみるん」の提供を開始

Webカメラを設置し、不在時にもペットの様子が確認できるというサービスで、同社の「TEPCO スマートホーム」の1つのサービスとして導入されている。

特徴としては、Webカメラのデータからディ-プラーニングの技術を活用して解析し、ペットが写っている部分の映像だけをスマートフォンに送ってくれる。映像は時系列でタイムラインに配信され、1日3回のハイライトも表示される。

アルバムには静止画と動画が一覧で見ることができ、普段自分では撮ることができない表情を撮影できることから、思い出として保存したり、SNSにアップするという使い方の利用者もいるという。

また、「トイレ」「水飲み場」「ごはん場所」の場所を設定することにより、1日何度その場所に立ち寄ったか回数を計測し、トイレ、水飲み、ご飯の回数を把握することができる。

このように様々なIoT商品により、ペットとの距離が近くなったり、健康を管理できるようになった。

人とペットが共存し、快適に過ごすためのテクノロジー活用が今後も進んでいくことを期待している。

Previous

建築用3Dプリンターも登場、新技術のメリットを享受できない日本

活用されだしたRFID、そのコストや課題とは

Next