AIoT のパワーを解き放て―― AIとIoTを統合したAIoTを今すぐ導入すべき理由とは?

マッスルスーツやドローン、World of IoT展示会レポート

2015年12月16日~18日、マイクロエレクトロニクス製造サプライチェーン総合展示会であるSEMICON Japan2015の特別展「World of IoT」が、東京ビッグサイトで開催された。

「World of IoT」は、IoTキーテクノロジー、自動車/パワーデバイス、製造業IoT、MEMS/センサー、大学/研究機関、デモンストレーションエリアなどからなり、多くの人が集まっていた。

イノフィス、腰痛予防のマッスルスーツ

株式会社イノフィスのマッスルスーツ

これは腰痛予防のための、東京理科大学発ベンチャー企業、株式会社イノフィスのマッスルスーツだ。ゴムチューブを筒状のナイロンメッシュで包んだ「人工筋肉」が使われており、前傾姿勢でもしゃがんだ状態からでも、何かを持ち上げるときに腰への負担が少ない。

このマッスルスーツを使って荷物が軽くなるわけではなく、介護、工場、物流、農作業などの作業時の腰負担を大幅に軽減する。実際に20Kgの水を持ち上げてみたところ、腰に負担がかからず持ち上げることができた。マッスルスーツ自体は4Kgほどの重量があるが、背中に背負うからか重さは気にならなかった。個人での利用に関しては保証の体制がないため、現在は法人のみへの提供となっており、標準モデルは60万円。

Eyes, JAPAN、広告配信可能なMy City Wheel(自転車)

Eyes, JAPAN、広告配信可能なMy City Wheel(自転車)

Eyes, JAPAN、広告配信可能なMy City Wheel(自転車)

テクノロジー集団の株式会社 Eyes, JAPANのMy City Wheelという商品。

自転車のスポークにLEDをつけて、自転車をこいでスポークを回転させることで、様々な広告や写真を配信することができる。仕組みは、個人のスマートフォンからBluetooth Low Energy経由で情報を飛ばしている。実際に会津若松の観光地でシェアバイクとして利用されている。

<img src="https://iotnews.jp/wp-content/uploads/2015/12/IMG_9936.jpg" alt="Eyes, JAPAN、広告配信可能なMy City Wheel(自転車)" width="850" height="566" class="aligncenter size-full wp-image-9893" />

さらに、自転車に搭載したセンサーで気温、湿度、CO(一酸化炭素)、NOX(窒素酸化物)、放射線量を検知することができる。

セコムのドローン

セコムドローン

いままでドローンをどう飛ばしたらよいかという基準がなかったが、航空法が改正されたことを受け、例えば、人通りが多い場所では飛ばしてはいけない、昼間であれば目視できる場所で飛ばさなければいけない、という国のルールが決まった。

一方で企業向けのルールとしては、届け出を出して国が認めた条件であれば運用しても可能となったため、セコム株式会社はオンラインセキュリティシステムを契約している企業向けのサービスを開始した。セコムは契約してる企業の施設内でしかドローンを飛ばさず、施設内で落ちたり何か起こったとしてもそれを了承してもらっているという。

セコムドローン

セコムのドローンは、GPSを搭載しており、XYZ軸を見て自分が今どの位置にいるか把握し、さらに別のレーザーセンサーで敷地内にいる不審者を把握することができる。ドローンが対象物と適切な距離を保ちながら飛ぶことができるので、一般的なリモコンで操作するドローンとは違い、自律型となっている。

セコム、「セコムドローン」のサービス提供を開始

東芝、貼付け型ウェアラブル生体センサ Silmee Bar type Lite

東芝、貼付け型ウェアラブル生体センサ Silmee Bar type Lite

東芝、貼付け型ウェアラブル生体センサ

睡眠時の自律神経や睡眠状態を解析する生体センサ。胸部にゲルで装着し、心拍間隔や脈波間隔データの解析処理をライブラリで提供する。利用用途としてブース担当者は、「ストレスチェックなどに寄与できれば」とコメントした。

東芝、リストバンド型生体センサ Silmee W20/W21

東芝、リストバンド型生体センサ Silmee W20/W21

先日、BaasプロバイダーKii社のIoTプラットフォーム「Kii cloud」を採用したことを発表した、Silmee W20/W21。会話量測定、食事時間検出、位置情報(注1)、ボタン操作による第三者への緊急連絡、脈拍測定、紫外線量測定、皮膚温度測定などの機能が搭載されている。

KiiのIoTプラットフォーム、東芝のリストバンド型生体センサ「Actiband ™」「Silmee ™ W シリーズ」対応アプリ「Silmeeヘルスケア」に採用

Amazon Web Service

AWS ソラコム

AWSのブースでは、Amazon Web Services のクラウド上に実装されている、モバイルデータ通信とクラウドを一体化したIoTプラットフォーム「SORACOM」のサービスプレゼンテーションが行われていた。ソラコムの詳細については下記参照。

ソラコム、MVNOとして、IoT向け格安SIMなどサービス提供開始
SORACOM、長期基本料金割引制度及び初期費用の値下げを発表

テスラモーターズ

テスラ

おなじみ電気自動車テスラも展示されていた。今年10月には、自動運転機能を徐々に追加することを可能にするハードウェア(フォワード レーダー、どんなスピードで走行していてもクルマの周囲4.8 m以内のものを360°感知できる12の長距離超音波センサー、フォワードビュー カメラ、そして高精度のデジタル制御式電動ブレーキ アシスト システム)をモデルSに装備し、自動運転が可能になった、と公式ブログで発表した。

テスラモーターズブログ

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