IHIインフラシステム、配車受発注・管理サービス「MOVO Vista」を導入し配車業務の工数を8割削減

株式会社IHIインフラシステムは、株式会社Hacobuの配車受発注・管理サービス「MOVO Vista(ムーボ・ヴィスタ)」を導入し、配車業務にかかる工数を約8割削減するなどの成果を発表した。

IHIインフラシステムは、資源・エネルギー、社会インフラ、産業機械、航空・宇宙の4つの事業分野を中心にグローバルに事業を展開するIHIグループにおいて、橋梁の設計・製作・施工などを担っている企業だ。

IHIインフラシステムの橋梁技術本部 デジタル改革部では業務改革を進めており、なかでも各機材センタのアナログな配車手配業務が課題であった。

車両情報のやりとりをFAXや電話で行っていたほか、月末の請求書突合には2〜4時間の工数がかかり、属人化や情報伝達の遅れも深刻化していたのだという。

そこで同部は、配車受発注・管理クラウドサービス「MOVO Vista」を3拠点に導入。協力運送事業者の理解を得ながら、1社でのテスト運用を経て、全拠点展開を完了した。

以降、FAXや電話を使わないクラウドでの一元管理、コメント欄での非同期連絡、CSVダウンロードによるデータ活用が定着しているという。

これにより、FAXや電話によるアナログな手配業務が「MOVO Vista」に集約され、配車工数を約8割削減することができた。

また、車番情報の事前共有が定着し、ドライバーがヤードで荷待ちする時間がゼロに。機材の積み込みが予定通り進み、現場の稼働も安定した。

さらに、情報が一元化されデータとしてダウンロードできるため、請求書突合やレポート作成の手間が軽減され、以前は2〜4時間かかっていた作業が、30分以内で完了するようになった。

加えて、「MOVO Vista」を導入した3拠点の配車状況はリアルタイムで把握できることで、車両の集中やバッティング回避、調整のための電話も不要となり、全体最適が進んでいるとのことだ。

今後は、機材センタでの「MOVO Vista」の活用を広げ、工事現場とのリアルタイムな情報共有の実現を目指すとしている。

また、積み付け図の自動生成、画像認識による機材の個数把握など、さらなるデジタル化の取り組みも進行中だ。

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