クラウディアン、NVIDIA GPU搭載、エッジでAI処理を実行するマルチ機能デバイス「AI Box」を開発

クラウディアン株式会社は、AI処理を実行するGPUを内蔵し、ネットワークカメラ等との給電接続とLTE/Wi-Fi通信機能を搭載する、防水/防塵/落雷対策の全天候と屋内用の小型装置「CLOUDIAN AI Box(以下、AI Box)」を開発した。

AIをリアルタイムに実行するためには、ネットワーク遅延の影響を避け、データ生成現場に近い拠点での高速処理(エッジコンピューティング)が望ましいが、実現にはハードウェア設備手配や設置場所確保に伴う準備期間や多額の導入費用がかかるケースが少なくない。

このような課題を解決するために開発されたAI Boxは、NVIDIA PascalアーキテクチャGPU搭載のNVIDIA Jetson TX2組み込みモジュールを内蔵し、厳しい環境下でも動作できるよう防水防塵性能と落雷対策を備えた全天候と屋内用の小型装置だ。

ネットワークカメラと給電接続(PoE:Power over Ethernet)し、映像・画像の認識、分類整理など、ディープラーニングで開発されたAIソフトウェアの高速処理が可能だ。

また、LTE/Wi-Fiによる無線インターネット通信機能を搭載していることから、固定回線の手配不要で、1)分析結果数値、2)認識部分画像、3)映像・画像全体から、目的にあったデータだけを選び、クラウディアンが提供するオブジェクトストレージ製品「CLOUDIAN HYPERSTORE」に送り、保存することも可能。

4Kカメラなどの高解像度映像を使いAI処理する場合でも、分析結果数値だけを送信することでネットワークの負荷を大きく軽減できる一方で、AI学習用画像の収集が必要な場合には、フレームレートを下げたり、閑散時に送信したりといったこともできるという。

クラウディアンはこのAI Boxを利用するAIソフトウェア開発企業を募集するとしている。

【関連リンク】
クラウディアン(Cloudian)

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