みなさん、ご存知だろうか。11月26日は(いいふろ)の日として、日本浴用剤工業会が日本記念日協会により正式に登録、認定された記念日だ。
さて、寒い日に家に帰ると温かいお風呂にすぐ入りたいというニーズはあるが、実際私たちは家に帰ってから、ボタンを押し、風呂を沸かしているのではないだろうか。
場合によっては、浴槽を洗って、栓をしめて、それから湯沸かしを始めるかもしれない。しかし、世の中にはそういった工程をすべて自動でになってくれる夢のような風呂も存在する。
今日は、そんなIoT風呂(バス)の活用事例を紹介したい。
風呂に関するIoTへの取り組みは大きく3つだ。湯沸かし、見守り、自動開栓、これら3つを遠隔で行える各社のソリューションを紹介したい。
湯沸かし
まずはパナソニックの、遠隔操作で湯沸かしが叶えられるソリューション「AiSEG2(HOME IoT)」を紹介をしたい。
パナソニックはスマートホームに力をいれているだけあって、同ソリューションで様々なシチュエーションごとに操作できる「動作」が多く登録されている。風呂を沸かす、というのもまた一つのシチュエーションとして登録されており、こちらは携帯電話のGPS位置を認識してお風呂を自動で湯沸かししてくれる。
そのため、家に近づけば、お風呂を沸かし、電気をつけておいてくれるといった登録が可能になる。
見守り
リンナイからは、遠隔湯沸かし機能に加えて給湯器の使用状況から、遠隔地に住んでいる両親などの見守りサービス「どこでもリンナイアプリ」がリリースされている。
給湯器の使用状況確認、床暖房電源ON、故障に関する問い合わせもアプリから可能とのことだ。このアプリでは、離れて過ごす複数の家族の一括使用状況確認もできる。監視カメラや、センサーではなく、日常で使用するお風呂を見守りサービスとして活用すれば「見守られている側」の心的なハードルも少ないだろう。
自動開栓
最後に、NORITZの、遠隔湯沸かし機能、見守り機能に加えて自動洗浄と自動開栓を備えたIoT風呂ならびに操作アプリを紹介したい。
NORITZのIoT風呂は、今まで紹介してきたIoT風呂の機能に加え、自動洗浄(お風呂を遠隔で掃除する機能)と、自動開栓(風呂栓を自動で開け閉めしてくれる機能)がついている。どこにいても、きれいなお風呂で、そして栓の閉め忘れがあったとしても自動で開け閉めできるといったものだ。
疲れてくたくたになった日、家できれいな浴槽であたたかいお風呂に入れる日常がすぐそこまでやってきているのかもしれない。
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