2017年2月7日、ぷらっとホーム株式会社は、多くの企業・用途にて採用されているIoTゲートウェイ製品OpenBlocks IoT Familyに対し、管理者が遠隔地からセキュアに設定・監視・メンテナンスを実施することのできるIoTゲートウェイ統合遠隔管理サービス「AirManage for IoT」を発表した。
従来よりIoTゲートウェイ機器の設置や現地サポートには、ネットワークやコンピュータに関する高い知識やスキルが必要とされていた。また、IoTの本番システムの拡大にともない、数百や数千を超える規模の複数拠点においてのIoTゲートウェイを設置するなど、システムの大規模化も進んでおり、こうした本番環境での、多地点におよぶ箇所でのIoT機器の設置・設定、管理、継続的なメンテナンスの負担はますます拡大する傾向にある。
さらに昨今、IoTシステムにはセキュリティの維持も不可欠であり、システムに対する定期的なソフトウェアのメンテナンスなど維持管理の重要性は大変大きなものとなっている。
「AirManage for IoT」はこれらのニーズに応えるべく開始したサービスで、OpenBlocks IoT Familyに対して、管理者が遠隔地より、OpenBlocks IoT Familyに対する、設定・監視・メンテナンス等の統合管理をリモートで可能とするSaaS方式のサービスだ。
IoTゲートウェイ統合遠隔管理サービス「AirManage for IoT」を利用することで、管理者はIoTゲートウェイの管理に必要な業務を遠隔地から統合的に実施することが可能となる。これまで、何百か所、何千か所へ技術者を派遣することや、現地出動でしか対応できなかった、多拠点展開されたIoTシステムの管理を遠隔地から一括して行う事で、本番環境で必要となる、システムの維持・管理コストを大幅に削減することが可能だという。
また「AirManage for IoT」によって、従来の方法では迅速に対応できなかった、遠隔地に対する緊急時のソフトウェアアップデートなど、近年益々重要になってきているセキュリティへの緊急対応が可能となる。
IoTゲートウェイ統合遠隔管理サービス「AirManage for IoT」は2017年2月20日より、申し込み客に対して、クローズドの環境でのベータサービスの提供(無償)を開始し、2017年4月に本サービスへ移行する予定だ(有償)。
現在OpenBlocks IoT Family製品を利用中の顧客は、2月20日より、ベータサービスの利用が可能。※
※最新のファームウェア(ver2.1以降)にアップデートしてもらう必要がある。OpenBlocks IoT VX1は2月20日より、その他の機種は3月上旬頃にファームウェアver2.1の提供を予定している。
目次
「AirManage™ for IoT」の機能
●遠隔監視
全てのOpenBlocks IoT Familyが正常に稼働しているかが管理画面から一括で確認可能。さらに顧客のIoTシステムの運用形態により2種類の接続形態から選択可能。
・常時型:
常に監視セッションをAirManage™ for IoTサーバーと保ち、5分間隔でステータスをAirManage for IoTサーバーに反映する。
・オンデマンド型:
指定した時間間隔でセッションを開始し、ステータスなどの情報を交換後にセッションを切断するため、回線負荷、コストの低減が可能。
●リモートWEB UIアクセス
AirManage for IoTのサーバーを経由し、管理下にあるOpenBlocks IoT FamilyのWEB UI画面へリモートでアクセスする事ができ、個々の設定変更や確認を行う事が可能。
●リモートアップデート機能
設置・導入済みのOpenBlocks IoT Familyのファームウェアバージョン情報を監視し、常に最新のファームウェアに自動でアップデートする事が可能。また、OpenBlocks IoT Familyのファームウェアだけでなく、顧客自身がOpenBlocks IoTへ追加したソフトウェアもアップデート管理が可能。
・ダウンロード設定:
OpenBlocks IoT Familyの各種ソフトウェアのアップデートファイルを手動でダウンロードしたり、時間を
指定しダウンロードする事が可能。
・更新設定:
ダウンロードしたアップデートファイルを適用するタイミングを、即時適用か時刻を指定して適用するかを選択可能。
●グループ管理機能
個々のOpenBlocks IoT Familyをグループ分けすることができ、グループ毎に接続形態の設定やアップデートの実行が可能。
●時間指定アップデート機能
グループ内のOpenBlocks® IoT Family毎に、指定した時間にアップデートを開始する事が可能。
●サポートログ取得機能
OpenBlocks IoT Familyにソフトウェア障害が発生した際、解析に必要なログをリモートで取得可能。
●Web API
管理下にあるOpenBlocks IoT Familyのステータスの概要などをAPIで取得可能で、顧客の運用形態に合わせたIoTシステム構築が可能。
AirManage™ for IoT 管理画面サンプル
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名称:「AirManage™ for IoT」SaaS
価格:有償 2017年4月公開予定 (ベータサービスの期間は無償)
提供開始時期:
ベータサービス 2017年2月20日~
本サービス 2017年4月
対応製品:OpenBlocks® IoT Family全製品 (Ver 2.1以上を必要とする)
OpenBlocks® IoT BX0
OpenBlocks® IoT BX1
OpenBlocks® IoT BX3
OpenBlocks® IoT BX3L
OpenBlocks® IoT EX1
OpenBlocks® IoT VX1
利用条件:OpenBlocks IoT Familyがインターネット通信可能である事1管理単位で収容可能なノード数:8,000台 ※クラウドサービスのため管理単位を無制限に増やすことが可能。
【関連リンク】
・ぷらっとホーム株式会社
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