沖縄県宮古島では、コロナ禍中の車両削減やタクシー運転手の離職などの要因が重なり、今現在も、移動の需要に対してタクシーの運行台数が足りない状況だ。
一方、宮古島を訪れる観光客は、コロナ禍前と同水準に戻りつつあり、観光客の主な移動手段であるタクシーには効率的な運用が求められている。
こうした中、宮古タクシー事業協同組合と株式会社電脳交通は、宮古タクシー事業協同組合が2023年11月より運用を開始した「宮古島TAXIアプリ」と、電脳交通のクラウド型タクシー配車システム「DS」の連携を開始した。
今回、宮古島の11社のタクシー事業者に、電脳交通のクラウド型配車システム「DS」を導入する。
さらに、配車システムと配車アプリを連携させることで、アプリからの配車依頼を複数のタクシー会社が受注することを可能とする、宮古島独自のタクシー配車アプリ「宮古島TAXIアプリ」が実現した。
地域で独自の配車アプリを共通運用することにより、1社では受けきれない配車依頼が来た時も、同じエリアで営業する他のタクシー事業者による代替が可能となる。
今後、宮古タクシー事業協同組合は、宮古島の観光協会、飲食店組合、商工会議所とも連携を図り、宮古島を訪れる観光客および島民の移動サポートツールとして周知させていくとしている。
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