ユニバーサルロボット、最大TCP速度5m/sを実現した協働ロボット「UR15」を発表

ユニバーサルロボット(以下、UR)は、デトロイトで開催された展示会「Automate」において、協働ロボット「UR15」を発表した。

「UR15」は、最大TCP速度5m/sというスピードを実現した協働ロボットだ。

また、UR独自の機能であるOptiMoveテクノロジーが搭載されており、動作軌道を最適化することで、振動を抑えながら滑らかな動きを実現する。

これにより、高速かつ高負荷のアプリケーションにおいても、正確かつ一貫性のある動作設定を行うことができる。

可搬重量は15kgだが、パレタイジングのように手首を下向きに使用するアプリケーションでは、最大17.5kgまでの対応が可能だ。

さらに、「UR15」はURの最新ソフトウェアプラットフォームである「PolyScope 5」と「PolyScope X」の両方に対応しており、AI技術を統合することができる。

ユースケースとしては、自動車業界のバラ積みピッキングや機械へのワーク投入・取り出し、金属・機械加工業界の加工工程、エレクトロニクス業界のピック・プレース作業に加え、AMRやAGVと統合した移動型協働ロボットシステムの構築などが挙げられている。

URの最高製品責任者であるテロ・トロネン氏は、「UR15のリリースにより、ロボット工学における最高水準のスムーズな動作と高速性能により、これまで自動化が困難だった作業にも対応可能となった。また、URのパートナー各社にとっては、より高度で付加価値の高い自動化システムの開発が可能になり、協働型オートメーションの新たな進化を後押しする製品となるだろう。」とコメントしている。

なお、受注は2025年5月13日に開始し、出荷開始は6月を予定しているとのことだ。

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