株式会社JR東日本環境アクセス(以下、JEA)と株式会社マクニカは、清掃を最適なタイミングと方法でメンテナンスする、AI画像診断型CBMシステムを開発した。
このシステムは、床の定期清掃におけるCBM実現へ向け、業界に存在しない清掃要否を決定するための評価基準を策定した上で開発されたものだ。
スマートフォンで特定の床面を撮影すると、AIが熟練清掃員の「匠の目」と同等の精度で美観状態を判定する。
そして両社は、システムによる判定結果を元に、必要に応じて清掃実施までを一貫して行う新たなオペレーションを確立した。

なお、商業施設や駅など、複数の施設において行われた検証では、同システムにより汚れやすい場所の重点的な清掃や、新たなオペレーションでの運用などが可能であることが証明された。
また、2025年10月1日より、JR千葉駅直結の駅ビル型商業施設「ペリエ千葉」にて、同システムを活用した清掃方式の実運用を開始した。
この運用では、現場清掃員が、一定の期間で所定の撮影場所の床を撮影し、同システムで評価結果を確認する。
撮影場所の評価結果が基準を下回った場合、評価結果をもとに実施計画を策定し、実施計画に基づいて対象エリアの清掃を実施する。
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