Sparticle株式会社は、Clouderaと提携し、自律型AIのパッケージを発売すると発表した。
このパッケージは、Clouderaのインフラを基盤に、複数のサービスが連携し、一つのプラットフォームとして提供される。
Sparticleはこれまで、Llama-2のパラメータ数7Bと13Bに対する独自のファインチューニングを行い、これらの独自LLMを2023年11月からテストしてきた。これらの独自LLMは、2024年1月22日に、全世界の開発者に向けてSparticle on Clouderaとして公開される予定だ。
このインフラを利用することで、各企業の開発者や研究者は、独自LLMのパフォーマンスと適用可能性を検証することが可能となる。
また、独自LLMの提供に加えて、Cloudera上でSparticle社独自のRAGである「GPTBase」の利用も可能になり、エンタープライズ環境におけるセキュリティとパフォーマンスを提供できるようになる。なお、「GPTBase」は、Clouderaの高性能基盤と組み合わせることで、企業のビッグデータ分析を支援する。
さらに、日本語LLM及び独自のドメインに特化したLLM開発においては、他の関連企業との協力も模索しているのだという。
Sparticleの開発チームは、日本語のユニークな特徴を正確に捉えるため、検証作業を行っている。その過程での外部専門家や研究者達からのフィードバックを積極的に取り入れ、ユースケースを国内外で実現させることを目指す。
これにより利用企業は、セキュリティ、パフォーマンス、コストを最適化しつつ、テキスト生成と音声生成AIサービスに参加できるようになる。さらに、画像や動画の分析という視覚スキルも得ることが可能だとしている。
今後は、エージェント技術とデジタルヒューマンの技術を組み合わせた独自のサービスを提供することを目指しており、これにより、専門家レベル以上のサービスを提供できるようになるのだという。
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