キヤノンMJ、クラウド映像解析技術とネットワークカメラを活用し密集回避を支援する「AI密集アラート」の提供を開始

依然として新型コロナウイルス感染症に対する感染拡大防止対策が求められる中、特に多くの人が集まる施設や店舗においては、これまで以上に密集を避ける取り組みの強化が急務となっている。今後は施設運営者による密集回避の対策および、施設利用者に自発的な行動を促すことも重要だ。

こうした課題に対し、キヤノンマーケティングジャパン株式会社は、公共施設や店舗において、キヤノン独自のクラウド映像解析技術とネットワークカメラを活用し、密集回避を支援する「AI密集アラート」を2021年4月下旬より提供することを発表した。

「AI密集アラート」は、ネットワークカメラで撮影した対象エリアの混雑状況を、施設運営者へリアルタイムにメールで通知することで、施設利用者を誘導するなど迅速な密集回避策の実施を可能にする。さらにタブレットからサイネージ表示することで、施設利用者に対して混雑時間を避けた来場を促し、密集回避を促進する。

キヤノンMJ、クラウド映像解析技術とネットワークカメラを活用し密集回避を支援する「AI密集アラート」の提供を開始
混雑状況通知イメージ

同サービスは、キヤノン独自の映像解析技術により、小規模から千人程度の大規模施設まで対応する。さらにクラウドサービスの為、初期費用を抑えながら設置から稼働までの時間を短縮することができる。

「AI密集アラート」の主な特長

遠隔モニタリング・メール通知・サイネージなどで混雑状況を配信

遠隔モニタリングにより、施設運者は現場に行かずとも、PCやスマートフォンなどからライブ映像を閲覧し混雑状況を確認することができる。

またメール通知することで、誘導スタッフの配置や入場制限、施設レイアウトの変更などの密集回避策をとることが可能だ。

さらに施設利用者には、タブレットから混雑状況をサイネージ表示することで自発的に混雑時間を避けた来場を促し、密集回避を促進する。

キヤノン独自の映像解析技術

キヤノンは、これまでカメラで培った顔検出技術に用いるAIのディープラーニング技術をベースに、体の重なりや顔の向きなどの影響を受けやすい密集度が高い状況下においても、人物を検出する映像解析技術を開発してきた。

今回、ディープラーニングにより人の頭部を検出し人数を高精度でカウントするとともに、高速化も両立し、小規模から千人程度の大規模施設までのあらゆる場面で密集における人数を検知する。

手軽に導入可能なクラウドサービス

録画装置を必要としないクラウド型録画サービスのため、導入が容易で、初期費用や設置スペース、メンテナンスの負荷を軽減することができる。

また、基本となるクラウド型録画サービス「VisualStage Type-S」、「AI密集アラート」はともに月額定額サービスで、導入後の拡張も容易に行える。

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