AI CROSS株式会社は、同社が提供するAI予測分析サービス「Deep Predictor」の新プランとして、自社専用のAI需要予測モデルを構築できる「需要予測アシスタントプラン」の提供を、2025年7月22日より開始する。
「Deep Predictor」は、企業が保有するデータを用いて、ノーコードでAI予測分析ができるサービスだ。保有データと目的に合わせ、最適なアルゴリズムを自動で組み合わせることで、AIモデルを自動構築する。
今回発表された「需要予測アシスタントプラン」は、AIによる需要予測を通じて、在庫管理や発注・生産計画の最適化、機会損失の低減といった経営課題の解決を支援するノーコード型サービスだ。
アシスタントガイド「アイラ」の案内に従い、指定のExcelテンプレートに必要な情報を入力することで、自社専用の需要予測AIモデルを構築でき、予測を開始することができる。
必要な入力項目は、「インデックス(商品コード、店舗名など)」「日付」「実績数値(販売数、来客数など)」の3つで、1日先から365日先までの予測期間を、Web上の操作画面から選択することができる。
また、気象データやカレンダーデータ(祝日、曜日など)はデフォルトで自動連携されており、追加設定なしで外部要因を考慮した予測が可能だ。

予測対象は、販売数、在庫数、来客数、出荷数、売上金額、注文数、消費量などだ。
さらに、同プランでは、多数の商品(SKU/※在庫管理単位)を一括で予測できる仕組みを採用しており、商品ごとの個別設定や対応は不要だ。
また、ロングテール商品など、販売実績が少ない商品も予測対象に含めることができるため、SKUの多い業態や現場でも活用できるとのことだ。

なお、同社の検証によると、全国49の商業施設における来客数予測が平均正答率89.6%で、大手製造業107品目における販売数予測が平均正答率84.0%だったのだという。
今後は、「アイラ」が担うアシスタント機能のさらなる強化・進化を予定しているほか、目的や業務シーンを拡張していく方針だ。
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