日本電気株式会社(以下、NEC)は、金額ベースでのS&OPプロセスにより意思決定を支援する「NEC Advanced-S&OP ソリューション」を2024年6月より販売開始し、第一弾として「Advanced-S&OP 新製品需要予測ソリューション」を提供する。
なおS&OPは、マーケティングや営業、サプライチェーンマネジメント(以下、SCM)、ファイナンスなどの部門が収集・分析した需給関連情報を、経営層が定期的にモニタリングし、リスクを把握して組織横断的な意思決定を行っていく概念だ。

今回発表された「Advanced-S&OP 新製品需要予測ソリューション」では、SCMおよびS&OP領域の業務知見とNECのAI技術、データ分析プロフェッショナルの分析知見を組み合わせ、企業各社の状況に応じてプロセスの高度化を支援する。
具体的には、新製品発売時の販売ボリューム予測機能、レンジフォーキャスト機能、需要計画・ステークホルダーとの合意形成機能、年間販売量予測機能の4つの機能が搭載されている。
これらの機能により、類似品と新製品との条件の差を考慮した予測をAIで支援したり、類似品と新製品との条件の差を考慮した予測に加え、需要変動リスクが確認可能な複数の予測値を提示したり、発売直後の売れ行きを踏まえた中長期の予測分析を行ったりする。

2023年には、アサヒ飲料株式会社と共に「Advanced-S&OP 新製品需要予測ソリューション」の実証実験が行われており、有効性が検証されている。
なおNECは、同ソリューションを2024年6月19日から21日に東京ビッグサイトで開催される「第36回 設計・製造ソリューション展に出展する予定だ。
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