KEENON Robotics株式会社は、最新型配膳・配送・下げ膳ロボット「DINERBOT T9 Pro」と「DINERBOT T3」を発表した。
「DINERBOT T9 Pro」はファミリーレストランなどのカジュアルな食事シーンに特化したロボットで、混雑時の配送・配膳・下げ膳をサポートする。

マルチモーダルインタラクション(視覚・聴覚を含めた複数のコミュニケーション方法)機能が搭載されており、ライト・音声・テキストを組み合わせて情報を伝えることが可能だ。
また、トレーセンサで受け取り体験を提供し、料理が取られたことを検出すると、音声プロンプトとUI画面で通知した後、次のタスクに移る。
自律走行には、自社開発のレーザSLAM(自己位置推定と環境地図作成の同時実行)技術を活用しており、エンコーダやIMU、LiDAR、VSLAMセンサなども搭載されている。
LiDARでカバーできない下部は、3つ目の立体視センサで補助し、安全性を担保している。また、センサ付き衝突防止ストリップを搭載しているため、衝突したらロボットはすぐに停止する仕様だ。
「DINERBOT T3」は、自律したエレベーター乗降機能、食事における料理の配送と返却受取り機能を備えた、高級飲食店などのフォーマルな場に向けた配送・配膳・下げ膳ロボットだ。

デフォルトは3段設計の機体で、使用用途により2段に調整することが可能だ。2段に調整すると、大容量のバッシングボックスを入れることが可能だ。
また、密閉性に優れており、料理の暖かさを保持しながら料理を届けることができる。
さらに、パスワード機能を搭載しており、料理の安全性確保やプライバシー保護を実現する。
なお、これらのロボットは、最大20台まで複数のロボット間の共同稼動が可能だ。例えば、「T9 Pro」の20台稼働や「T3」と「T5 Pro」など、異なる機種の共同稼働させることもできる。
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