OKIとJR東日本、災害時のロボット運用についての実証実験を高輪ゲートウェイ駅で実施

沖電気工業株式会社(以下、OKI)は、東日本旅客鉄道(以下「JR東日本」)の高輪ゲートウェイ駅で「災害発生時におけるロボットのあり方」に関する実証実験を、2024年3月9日から開始する。

この実験では、OKIの高度遠隔運用プラットフォーム「REMOWAY」で制御する複数種のサービスロボットが駅構内で稼働し、災害発生の緊急速報を受信した場合の対応を調査する。

実験では、稼働中のロボットに遠隔運用センターから「災害運用」の指示を出す。指示を受けたロボットは、避難通路を妨げないように退避し、停止後にその場所の環境や状況に応じて音声ガイダンスやモニター表示するほか、ロボットを介した通話による避難誘導案内を行う。

実験における主な検証内容は、災害発生時のロボットの挙動、ロボットが退避する際の課題、退避・停止後の誘導支援におけるロボットが実施する避難誘導案内の有効性の確認などだ。

また、「REMOWAY」の遠隔運用を通常運用から災害運用(災害発生時の運用)へ切り替えたときのロボットの挙動確認を行い、ロボットが退避する際の課題を抽出する。

さらに、退避・停止後の誘導支援において、ロボットが実施する避難誘導案内(音声ガイダンス・モニター表示・通話など)の有効性の確認などが実施される予定だ。

OKIとJR東日本、災害時のロボット運用についての実証実験を高輪ゲートウェイ駅で実施
「災害発生時におけるロボットのあり方」実証実験のイメージ

使用されるロボットは、案内ロボット「temi」、清掃ロボット「Phantas」、そしてサイネージロボット「LG CLOi GuideBot」の3種類だ。(トップ画)

なおOKIはこれまでにも、オフィスや商業施設の警備や施設管理にサービスロボットを導入する顧客と共に、自律移動型ロボットの遠隔運用に関する実証実験を行ってきた。

今回の実験では、通常時だけでなく、災害発生時にも人とロボットが協働できる公共空間の実現に向けた取り組みの一環だ。

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