2019年11月版:産業別AIニュース一覧とカオスマップ

最近、AIの事業活用に対するニュースが多い。様々な技術目線のカオスマップが存在するが、事業目線で見た時に、使えるAIにどういうものがあるのか、誰が提供しているのかについて書かれているものが少ない。

そこで、IoTNEWSでは、11月のAI関連掲載記事と、プレーヤーをわかりやすくするため、産業別にカオスマップを作っていく。

※2019年11月の記事からスタートしているので、今後カオスマップの業界や掲載企業も順次増やしていく

製造業

製造業におけるAI活用は単純な予知保全のための振動データを学習するといったタイプのモノから進化している。また、生産工程や、欧米で進んでいるといわれている設計フェーズでの活用もはじまっている。

11月5日
川崎重工とオプティム、AI・IoTを活用した精密機械・ロボット分野で業務提携

11月6日
OKIのForeWaveは、これまで振動データを解析するエンジンを搭載していた、AIエッジコンピュータとして作られたデバイスだったが、今回音響データも取得できるようになったというもの。その結果、例えば産業機械の変な音を認識するといったことも可能になった。

OKIの「ForeWave」、振動や音響等の波形データをエッジ領域でリアルタイムAI解析して設備の異常兆候を検知するメニューを販売

11月15日
エイムネクストのソリューションは、部品・製品の識別、簡易検査を実現、現品票がない部品(伝票などを添付しづらい部品)の識別が、その場で簡単にできるようになった。

エイムネクスト、部品・製品の識別や簡易検査を実現するAIソリューションを提供

11月21日
CADデータ以外に、立体物の内部構造・色・材料・接合強度データを含む、様々なデータ基盤を確立、新しいものを作るときも、手書きのデータから構造物の情報を不可したCADデータを作れるようになった。

使えるデータとしては、「形状データ」「構造解析データ」「熱流動解析データ」「3D計測データ」などがあるということだ。

富士ゼロックスと慶應義塾大学が3Dプリント用データフォーマット「FAV」を強化、3Dデータ基盤を構築

物流

不在配達をなくすために、スマートメーターからの電力利用状況をもとに、在宅かどうかを判断し、動的に配送ルートを変える検証を行った。

10月31日
日本データサイエンス研究所・佐川急便・東京大学、「AIと電力データを用いた不在配送問題の解消」で協働

医療

11月1日
ベテランのリハビリナレッジをAI化することで、リハビリ期間を短縮し、熟練者でなくても対応できるようにする。

NEC、AIを活用したリハビリ計画作成の技術実証を北原病院グループと実施

11月6日
医療論文に書かれた膨大なデータを言語解析し、遺伝子変異と治療薬の関係性や、治療薬と効果の関係性などを自動抽出するAIを開発した。

富士通研究所、がんゲノム医療を効率化するAI技術を東大医科研と共同開発

金融

10月24日
預金者に対して、パーソナライズされたファイナンスサービスを提供するAIを開発した。

富士通とPersonetics、AI活用したパーソナライズドバンキングサービスの提供で協業

オフィス

特許業務から、コンプラインス管理、書誌や顔、手書き文字を認識してデジタルデータにするなど、様々なアプローチで業務改善が行われている。

11月1日
特許調査業務を効率化するAIを開発した。

パナソニック・富士通・三菱電機がAI検索機能を共同開発、特許調査業務の効率化を実現

11月6日
AIを活用して、マーケティング精度を高める取り組みを実施。「プロモーション反応予測」「優良化予測」「離反予測」など、顧客のさまざまな将来の見込み度を自動的に予測する分析サービスを提供するとのこと。

凸版印刷とTIS、AI・DMP活用でデータマーケティング基盤をスピーディに構築

11月6日
スマホやタブレットなどで図書館の書架一面を撮影し、画像データを画像解析AIに取り込む。そして、画像に写る複数冊の書誌の背表紙からタイトル・著者名・分類番号をAIが分析し、図書館が保有する書誌登録データベースとマッチング・照合し、蔵書点検を行う。

京セラコミュニケーションシステムとRist、公共図書館システム「ELCIELO」と画像解析AIを組み合わせた蔵書点検システムを開発

11月18日
コンプライアンス違反を起こしている人がいないかについて、メールを点検して不正を早期発見するAI。

FRONTEO、AIを活用したメール監査サービス「saki-mori」を提供開始

11月18日
顔認識で社員の疲労度を確認、通知するAI。

クレスト、AIによる年齢推定で社員の疲労顔を確認できる「男女兼用パウダールーム」をオフィスに導入

11月25日
手書き文字を認識して、デジタルデータに変換するOCRサービスを開始。

NTT西日本とAI inside、手書き文字をAIが自動で電子データ化するサービス「おまかせAI OCR」を提供開始

小売業・コンシューマー

11月20日
皮脂RNAモニタリング技術で得られた情報に機械学習・ディープラーニング技術を用いて、高度な予測アルゴリズムを開発。これにより、これまでの肌測定・解析技術では把握できなかった肌内部の状態を知ることができ、将来の肌状態の予測も可能になる。また、遺伝情報をもとにパーソナライズされた美容アドバイスやスキンケアを提供し、肌状態の改善や予防にも貢献する。

花王とPreferred Networksが協働プロジェクト開始、皮脂RNAとAIを活用した美容カウンセリングサービスを構築

11月28日
カメラ画像で捉えた生活者の年齢や性別などを判断し、さらに行動履歴などを掛け合わせることで、現実世界の広告をパーソナライズする。
凸版印刷、AIカメラを活用して来店者の行動に合わせ最適な広告をリアルタイムで配信する自動販促プラットフォームを開発

一次産業

11月28日
魚道に設置したカメラ映像をクラウド上に保管し、あらかじめAIで学習させた稚魚の泳ぎ方からアユかアユ以外かの魚種判定を行い、自動でアユの遡上数を計測する。

NECと水資源機構、AIでアユの遡上数を自動計測するシステムの実証を実施

11月29日
養豚データを蓄積、データを活用した飼養方法最適化のAIを開発し、AIの最適値を機械設備に展開する事で、給餌・給水などの最適な自動オペレーションを実現し、データによる改善のサイクルを構築、これにより生産量・資源効率の課題を解決する。

Eco-Pork・田中衡機工業所・リバネス、AI/IoT/ICT活用した「養豚自働化プロジェクト」を開始

Previous

NTTコミュニケーションズと日建設計、AIによる画像解析でマーケティングへの活用が可能な写真撮影サービス「AIR FINDER」を開始

製造業における、E-BOMとM-BOMの連携とは

Next