MWCでも存在感を示すKTとSKtelecomの取り組み ーMWCバルセロナ2024レポート2
例年MWCでも韓国企業の存在感は大きい。 LGはスマホ市場から撤退したこともあり、出展していなかったが、Samsung、KT、SKtelecom(以下SKT)はMWCのトレンドを生み出す存在であり、それぞれ印象的な展示を … Read more
5Gでは高速大容量通信が可能となる。高速大容量になると、例えば、2時間くらいの映画は2-3秒でダウンロードできるようになるのだ。しかし、多くの人は、NetflixやYoutubeの視聴にダウンロードの機能は使わずストリーミングの機能を利用している場合が多い。
では、なぜ、5Gの高速大容量通信がスゴイということになるのだろうか。
例えば、IoTが広がる中、街のいたるところにカメラが設置されようとしている。このカメラの映像を活用することで、犯罪者を取り締まったり、けが人を見つけたり、と様々な街の状況をとらえることができるようになる。
しかし、これを実現するには顔認識などのAIを活用する必要があるため、カメラが撮影した映像をクラウドにアップロードする必要があるのだ。そこで、この高速大容量が実現されることで、大量のデータをアップロードすることが可能になる。
これだけ聞くと、いい話のように感じるかもしれないが、実は、問題がある。それは、現状では通信基地局からケータイ端末に向かう方法の通信(下りの通信)の方が、その逆となる上りの通信より圧倒的に高速なのだ。
これは、これまでの通信キャリアが提供する通信サービスがスマートフォンで利用される前提であったことが大きい。今後、IoTが進み、様々な企業で事業をDX(デジタルトランスフォーメーション)する中で、上りの通信の充実が必要とされ変化してくるものと思われる。
次の特長が「低遅延」だ。この特徴は、レーシングゲームを思い浮かべると良い。レーシングゲームでは、操作するクルマは画面上にあるが、これが遠く離れた場所にある実際のクルマである状態をイメージしてほしい。
離れた場所にあるクルマを操作する時、通信に遅延があってはカーブで曲がり切れなかったり、緊急停止ができなかったりする。つまり、遅延がないということは、こういった問題が起きないということなのだ。
この技術は、例えば、遠隔手術などが実現された際に離れた場所からのロボットの操作で活躍したり、災害時に人の代わりに現地に向かうロボットを操縦するなどの際に活躍する。
最後の特長が「同時多接続」だ。この特徴は、1平方キロメートルあたり、100万個のデバイスにも接続可能となるというのだが、その結果、スマートシティが実現される。
どういうことかというと、スマートシティでは、街のインフラやクルマ、ヒトなどあらゆるモノが通信するようになることを前提としているので、一定地域内のすべてのデバイスが同時に接続してくることが実現できる必要があるのだ。
これらの例のように、5Gでは、これまでのようにスマートフォン上での進化だけが重要なのではなく、社会のデバイスとも結びつくことでその価値が発揮される。
産業面でのDXが加速する中、こういった変化は数年先の近い将来に起きている可能性があるのだ。
5Gの基本について解説する。
2020年3月に3キャリアより発表のあった、5Gサービスに関するイベントレポートを以下に紹介する。
5Gに関するインサイトを紹介する。
通信業界の世界的なイベントである、MWCのレポートを紹介。
例年MWCでも韓国企業の存在感は大きい。 LGはスマホ市場から撤退したこともあり、出展していなかったが、Samsung、KT、SKtelecom(以下SKT)はMWCのトレンドを生み出す存在であり、それぞれ印象的な展示を … Read more
キンドリルは、ヒューレット・パッカード エンタープライズ(以下、HPE)との戦略的アライアンスを発表した。これによりキンドリルは、HPE傘下のAthonetと協力し、LTEおよび5Gプライベートワイヤレスサービスを共同開 … Read more
5Gと6Gの谷間である時期だが、MWC Barcelona 2024(以下MWC24)はほぼ完全復活に近い状況になっていた。 来場者数は過去最高だった2019年の107,000人には及ばなかったものの、205の国と地域か … Read more
パナソニック ホールディングス株式会社(以下、パナソニックHD)は、同社が開発したWavelet OFDM方式をベースとする複数媒体で通信可能な技術が、IEEE標準規格協会の理事会の審議を経て、新たな規格IEEE 190 … Read more
日本電気株式会社(以下、NEC)は、ローカル5Gシステム構築に必要な最小構成の一式を、パックで提供する「ローカル5Gパック」を2024年3月6日 より販売開始する。 NECはこれまでにも、Sub-6小型一体型基地局「UN … Read more
楽天モバイル株式会社とノキアソリューションズ&ネットワークス合同会社(以下、ノキア)は、全長820kmの商用伝送路で長距離・超高速データ伝送の実証実験を行い、単一波長で1Tbpsの伝送記録を達成したことを発表し … Read more
NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は、IOWN構想に基づいた新しい通信サービス「APN(オールフォトニクス・ネットワーク)専用線プラン powered by IOWN」(以下、APN専用線)の提供 … Read more
アンリツ株式会社と米国のETS-Lindgrenは、、Wi-Fi 7デバイス開発向けテストソリューションの構築に取り組んでいることを発表した。 この取り組みは、Wi-Fi 7の無線通信の進化を支える目的であり、アンリツの … Read more
南極には、通年観測を続けている基地(越冬基地)が約40あり、気象、大気、雪氷、地質、生物、海洋、宇宙物理などのさまざまな観測・研究を行っている。 日本の昭和基地には、2004年にインテルサット衛星通信設備が設置され、観測 … Read more
株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)と日本電気株式会社(以下、NEC)は、オープンRANの海外展開に向けて、新たな合弁会社である株式会社OREX SAIの設立を、2024年4月1日に予定していることを発表した。 ドコモは … Read more