マクニカネットワークス株式会社は、米国 Sight Machine(サイトマシーン:以下、Sight Machine 社)と日本における代理店契約を締結した。「EMV License(イーエムブイライセンス)」や「EMA License(イーエムエーライセンス)」といった製品を、年間サブスクリプションライセンスとして本日より提供開始する。
IoT・AI を製造現場の中で活用していくためには、製造システムにおける、センサーデータ、製造データ(PLC・MES・SCADA)、データベースデータ(ERP・品質検査)、画像データといったあらゆるデータの関係性を理解し、紐付け・分析を行うことが必要とされている。
しかし、実際にはデータの形式が異なる上、それぞれのデータの関連性を理解することが難しく、統合的な分析を行うことに課題がある。
このほど、マクニカネットワークスが提供する Sight Machine 社の「製造分析プラットフォーム」は、製造現場におけるあらゆるデータの紐付けを行い、一元的に管理・可視化・分析を実現するプラットフォームだ。
製造現場のあらゆるデータを AI データパイプラインという Sight Machine 社独自のテクノロジーを用いることで、マシンサイクル・プロセス挙動・部品特性などといった製造現場ならではの観点でデジタルツインの情報に変換し、データ整理することができる。
これにより、統計の専門家がいなくても、データを専用プラットフォームに取り込むだけで、稼働率の可視化や、品質改善・設備保全の解析を実現。具体的には、経営層は各工場間の KPI 比較を行うことで製造の最適化を検討する、工場長は生産量や稼働状況の概要を把握し、リアルタイムに対処するといったことが可能だ。
また、各ライン担当者においても、設備状態の可視化による最適なメンテナンスを可能にするとともに、カーブフィッティング分析・記述統計分析・統計的プロセス制御を行うといった様々な切り口での解析をおこなうこともできる。
【関連リンク】
・マクニカネットワークス(Macnica Networks)
・サイトマシーン(Sight Machine)
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