アークレイ株式会社は、株式会社日本動物高度医療センターとペットの見守りシステム「CLAIRVO(クリアボ)」の販売協力契約を本日1月27日締結した。全国の動物病院に向けて2月2日(火)より販売を開始 し、動物診療の現場をサポートする。
アークレイが販売を開始する「CLAIRVO(クリアボ)」は、マイクロ波センサーと赤外線カメラを利用した非接触モニターを患者動物のケージに取り付けることで、24時間・動物病院内外でペットの様子を見守ることができるシステムだ。
センサーがペットの体の動き、呼吸・心拍数を捉えてモニターし、動物病院内のWi-Fiネットワークを経由しiPad/iPad miniで映像・グラフを見ることができる。また、インターネット回線を通じて動物病院外でも見ることができ、入院中のペットの状態管理などに役立てられる。
アークレイは動物医療事業の拡大に向けて、2015年8月株式会社日本動物高度医療センター(以下、JARMeC:ジャーメック)と「業務提携検討に関する覚書」を締結し、業務提携に向けて検討を行ってきた。今回の「CLAIRVO」の販売が提携の第1弾となり、今後さらにJARMeCとの連携を強化し、動物医療の一次診療施設の獣医師ならびに飼い主に対して、付加価値の高い新たな製品・サー ビスを開発・提供していく。
【主な機能】
■非接触で心拍・呼吸・体動をモニター
非接触のため配線が絡まったり、外される心配がない。また、ペットにストレスを与えることなくモニターすることが可能。
■リアルタイム動画でモニタリング
広角レンズにより、広いケージでも隅々まで鮮明に動画で確認することができる。また、照度計付き 赤外線カメラにより、暗くなったときには自動的に赤外線モードで動画の確認が可能。
■院内・院外で情報を確認
院内ではiPad/iPad miniで、院外ではパソコン・スマートフォンで確認できる。
■温湿度のモニター
ケージ内に取り付けた場合、ケージ内の温度・湿度をモニターできる。簡易版ICUなどで問題になる温度・湿度の上昇をいち早く検出することができる。
■飼い主の“お見舞い機能”で情報共有
任意の日時のみモニターを閲覧できる、飼い主向けのお見舞い機能で情報共有が可能。飼い主にとっては来院することなく、ペットの状態を確認することができる。
■退院レポートの作成
インフォームドコンセントにも活用できる退院レポートを作成することができる。
■アラーム設定
心拍・呼吸・体動について、任意の閾値でアラームの設定ができ、任意のアドレスへ送信可能。
<システム構成図>
<CIAIRVOの概要>
名称 | CLAIRVO(クリアボ) | |
---|---|---|
発売日 | 2016年2月2日(火) | |
仕様 | ||
構成 | マイクロ波ドップラーセンサー、照度計付き赤外線カメラ、温度・湿度計 取り付け金具、専用ルーター | |
モニター項目 | 心拍数、呼吸数、体動、温度、湿度 照度計付き赤外線カメラによるリアルタイム動画 |
|
電源 | AC100V(付属ACアダプタを使用) | |
消費電力 | 15W以下 | |
外形寸法 | 118mm(W)×80mm(H)×62mm(D)(突起を含まず) | |
動作環境 | 0~30℃(結露なきこと、密閉空間では使用不可) | |
無線通信 | 規格WiFi | |
カメラ | カメラ画角 : 水平/128度 垂直/93度 対角/170度 赤外線ライト : 周囲の明るさで自動点灯 |
|
販売価格 | 288,000円(税別) | |
製造販売元 | JCアライアンス株式会社(日本動物高度医療センター100%子会社) |
【関連リンク】
・アークレイ
・動物高度医療(JARMeC)
無料メルマガ会員に登録しませんか?

IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。