IoTデバイスの普及は世界規模で急速に進んでおり、今後も拡大を続けていくと見られている一方で、IoTデバイスを狙ったサイバー攻撃の事例も近年多数報告されており、IoTをめぐるセキュリティ確保の重要性が高まっている。
このような状況の中、VDOO Connected Trust Ltd.(以下:、VDOO)、マクニカネットワークス株式会社、NTTアドバンステクノロジ株式会社(以下、NTT-AT)の3社は連携し、各企業が抱えるIoTデバイスのセキュリティリスクの低減やセキュリティ人材不足の解消に貢献するため、新しいIoTセキュリティ診断サービスを提供する。また株式会社NTTドコモ・ベンチャーズが、同提携に合わせてVDOOに出資し、NTT-ATおよびNTTグループとの提携関係を促進する。
同提携により、VDOOは、同社が開発したIoTファームウェアのセキュリティ自動解析プラットフォーム「VDOO Vision」を提供し、マクニカネットワークスは、「VDOO Vision」の日本国内向けファームウェア解析プラットフォーム環境を構築する。これにより、ファームウェアを国外に持ち出すことがなくなり、技術輸出管理の手続きは不要となる。
NTT-ATでは、ファームウェア解析結果に基づき、診断コンサルタントがセキュリティに関するエグゼクティブサマリーの提供および顧客の状況に合わせたコンサルティングや診断を提供する。
ファームウェア解析結果として、検出したコンポーネント、IoTセキュリティ標準(世界各国のセキュリティ基準やガイドライン)への適応状況、内在する既知の脆弱性等の情報を提供する。また各IoTセキュリティ標準の要件に対応するための修正ガイダンスを重要度に応じて表示する。
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