COMPUTEX2019レポートの第三弾は、デスクの上に置くタイプの小型プロジェクターだ。
このプロジェクター、一つ目の使い方は、デスクの上においてライトのように使うことができる。
スイッチを入れると、机の上にプロジェクターのように光が照射され、タブレットPCのような使用感でパソコンを利用することができる。机の上に照射された画面をタップしたりドラッグしたりすることで操作できるのだ。
キーボードが使いたいときは、Bluetooth対応キーボードであれば、本体とペアリングして使うことができる。
また、光を壁に向けて照射すると、壁がタブレットPCに早変わりする。
専用のペンも準備されていて、壁に向かって落書きをすることも可能だ。

この興味深いプロジェクターを作った、bIOSlabという台湾企業。もともとゲームを作っていたメンバーが始めた事業ということで、展示に使われていた素材は子供の学習教材であった。
プロジェクターで照射したタブレットを操作すると、化学の問題が出題されて、答えは紙で作られたカードをデスクの上に配置する。

正解であれば、次に進んだり、解説を動画で見たりすることができるのだが、画面だけで完結せず手を動かしながら学ぶことができるというところが面白い。

参考:LUMI
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IoTNEWS代表
1973年生まれ。株式会社アールジーン代表取締役。
フジテレビ Live News α コメンテーター。J-WAVE TOKYO MORNING RADIO 記事解説。など。
大阪大学でニューロコンピューティングを学び、アクセンチュアなどのグローバルコンサルティングファームより現職。
著書に、「2時間でわかる図解IoTビジネス入門(あさ出版)」「顧客ともっとつながる(日経BP)」、YouTubeチャンネルに「小泉耕二の未来大学」がある。