近年、MaaSへの注目が高まっており、2019年6月18日には国土交通省・経済産業省が「スマートモビリティチャレンジ推進協議会」の支援地域・事業を発表した。このMaaSを実現するためには、日本のあらゆるモビリティサービスに対応できる、柔軟な経路検索システムが不可欠である。
そこで、経路検索サービス「駅すぱあと」を提供する株式会社ヴァル研究所は、多様な交通サービスを組み合わせた複合経路検索を、アプリやWebサイトなどに簡単にカスタマイズして実装できる、MaaS向け複合経路検索API「mixway API」を本日リリースした。
「mixway API」は、鉄道やバスなどの公共交通とシェアサイクルを組み合わせた「複合経路検索」や、ポートの位置やリアルタイムな空き状況などがわかる「リアルタイムポートマップ」を利用できるスマートフォン向けWebサイト「mixway」の各種機能をAPI化したものだ。
「mixway API」を利用することで、緯度経度を用いた出発地から到着地の二点間複合経路検索機能をスピーディーに実装できる。検索機能では、公共交通(鉄道・バス・飛行機・船)のほか、車(タクシー)やシェアサイクル、デマンドモビリティを利用した経路とその料金を算出することが可能だ。
また、MaaSプレイヤーの希望にあわせてあらゆるモビリティサービスに対応し、拡張していくことができる。さらに、デマンドタクシーやデマンドバスなどの配車システムと連携し、任意の運行計画にあわせた経路検索や運賃・料金の算出もできる。
「mixway API」の公共交通やシェアサイクル、デマンドモビリティに対応した複合経路検索や、乗り降り自由なフリーパスにも対応した運賃・料金計算などの機能を利用することで、MaaSアプリの構築や実証実験の準備コストを大幅に軽減し、配車・予約機能、決済機能、割引クーポンなど事業者独自のコンテンツの企画・開発に注力することができる。また、MaaS実証実験などに向けたアプリやWebサイトの開発・提供のサポートも可能だ。
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