街は既にクリスマス一色、各ECサイトでは「クリスマス特集」コーナーが開設されている。さてそろそろ、クリスマスプレゼントで頭を悩ませている人が増えているのではないだろうか。
今回は、IoTやプログラミングを学びたい、テクノロジーに触れたい子供から大人へ向けたおもちゃを紹介したい。国内では、STEM教育の導入の動きがあるなか、プログラミング塾への入塾や、家庭用勉強素材を検討している方もいるかもしれない。
しかし、まずはこれからの冬休みの期間や土日をつかって、子供たちが両親と、あるいは一人で、または大人一人でも黙々と、テクノロジーがもっと好きになれるきっかけに触れてみてほしい。
ネットワークとつながるおもちゃ
DENDAMA
DENDAMAは、ネットワークにつながるけん玉だ。ネットワークにつながることで、世界中のDENDAMAプレイヤーと通信対戦が可能になる。また、携帯とけん玉がつながることで自分のけん玉の技を採点できる。
いまや、ゲームでは世界中の人と対戦プレイは当たり前となっているが、けん玉というモノがネットワークとつながれば、世界中のプレイヤーと楽しめるようなプロダクトとなった。なお、けん玉検定の受検もDENDAMAで可能になった。
プラレール スマホで運転! ダブルカメラ ドクターイエロー
プラレールといえば、車のおもちゃとして定番の商品かもしれない。このプラレールからは、スマホと車体をつなぎ、車体に搭載した2つのリアルタイムで映し出されるカメラ映像を見ながら、車体をコントロールできるおもちゃが発売されている。また、専用アプリでは「雨の日」「雪の日」といった天候ごとの運転体験も可能だ。
運転士カメラで運転をコントロールし、車窓カメラですれ違いによる臨場感を楽しむことができるため、子供から大人まで幅広く楽しめるだろう。また、映像は録画してSNS上で共有も可能だ。同じ趣味を持つ者同士で共有することでも、より楽しみ方が広がるかもしれない。
ラジオコントロール プログラミングテトラル
スマホで機体操作できる小さなドローンも生まれている。プログラミングテトラルは、手のひらサイズのミニドローンだ。加えて、プログラミング飛行が可能とあって、ただドローンを操作して楽しむだけでなく、簡単なプログラミング体験もできるおもちゃとなっている。
また、こんなに小さいながらもカメラを搭載しており、動画や写真撮影しながら飛行させることも可能だ。13,500円と価格も手ごろで、気軽にドローンにチャレンジしてみたい子供から大人まで手をのばせそうだ。
アニメや、漫画から生まれたおもちゃ
ガンシェルジュ ハロ
人気アニメシリーズ「機動戦士ガンダム」からはアニメ中のキャラクターのロボットがAIを搭載して、発売されている。AIは、IBMが提供し、本体はVAIOが担当したまさに「技術」に触れることのできるおもちゃだ。
ハロは、ガンダムに特化した話題に関して会話が可能でそれ以外では、スマホと接続することでスピーカーとなり、時には目覚まし時計にもなってくれる。話しかければ、独特の揺れやLEDが点灯しまさにハロがそこにいるように感じる、ファンにはたまらないおもちゃだろう。
携帯型心理診断鎮圧執行システム ドミネーター
現在、放映中の人気アニメシリーズ「PSYCHO-PASS」からは、物語中で重要な役割をもつ「ドミネーター」が1/1でリアルに再現された。発売当初から、SNSでかなり話題となったことには理由がある。ドミネーターに接続されているシステム「シビュラ」の声を担当する、日高のり子氏による100種類以上の音声撮り下ろしにくわえ、アニメにおけるドミネーターの動作がそのまま再現されていることにある。
また、スマホに専用アプリをダウンロードすることで、ドミネーターとスマホを接続し、犯罪係数(アニメ中で、サイコパスと呼ばれる心理状態を数値化したもので、フィクションの数値)を測定し、SNSでシェアできる。
なお、製造したCEREVOは、もともとIoTに関するプロダクトを専門にスタートアップを支援しており、センサー内蔵のデバイス開発などを行っている企業だ。今回は、アニメの世界観をそっくりそのまま世に出したことで、ファンたちの心をつかんだ。
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