三井不動産は4月5日、「三井ショッピングパークアプリ」の大規模リニューアルを4月6日に実施すると発表した。
新しい「三井ショッピングパークアプリ」は、コンテンツとマップが一体となった特徴的なインターフェイスを採用。バックグラウンドには常に館内のデジタルマップを表示し、その上に位置情報で選択された商業施設のコンテンツ情報を表示する。
「ホーム」タブにはポイントと決済機能を中心に多くのユーザーが利用する情報を集約し、コンテンツを「買い物」「グルメ」「サービス」のタブに目的別で分類することで、ユーザーが欲しい情報に手軽にたどり着けるようにした。
具体的には、三井ショッピングパークの約60施設のフロアマップをデジタル化。これまでGPSが届かない屋内では位置情報の取得は困難だったが、デジタルマップ化したことで、スマートフォンの位置情報をオンにするだけで、自動的に来館中の施設が表示され、自分が館内のどこにいるのか常に現在位置を確認できるようにした。

各店舗のセールやクーポン情報もマップ上に表示する。マップと連動した検索機能も新たに搭載。店舗名を始め、カテゴリーや関連キーワード、クーポンの有無などで検索対象を絞り込むことが可能で、目当ての店舗や目的に合った店舗をスムーズに見つけることができる。
アプリからフードコートの注文ができる「スマホde 注文」では、従来のリストから注文する店舗を選ぶ方式に加え、デジタルマップから店舗を選んでの利用も可能で、よりスムーズに注文ができるようにした。

また、店頭に並ばずに、アプリからレストランの順番待ち予約ができるサービス「レストラン順番待ち予約」を提供。ショップ一覧やデジタルマップから対象店舗を選択することで、現在の待ち時間や待ち組数を確認しながら順番待ちの予約ができる。順番が近づくとアプリ内やプッシュ通知、メールで知らせてくれる。

駐車場サービスでは、駐車エリアの登録や施設ごとに異なる駐車料金サービスの情報も、アプリ上に表示する。

新アプリは、位置情報を基に、施設に来館中のときと来館前後のときとで、表示するコンテンツや優先順位を自動的に切り替える。例えば、来館中は、レストラン順番待ち予約や「スマホde 注文」といったコンテンツを優先的にトップ画面に表示する一方で、来館前後は施設情報を表示する。そのため、ユーザーが、それぞれのタイミングで欲しい情報に直感的にアクセスしやすくなっているという。
「三井ショッピングパークアプリ」は、2014年10月のサービス開始以来、累計600万ダウンロード(2023年3月末時点)を達成している。三井不動産では、今回のアプリの大幅リニューアルで、ポストコロナ時代の新しい生活様式での消費者行動の変化に対応するとともに、顧客の買い物や食事などのシーンでより一層役立つサービスを提供していくとしている。
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