サイレックス・テクノロジー株式会社(以下、サイレックス)は、高速・簡単・セキュアな広カバレッジ無線LANとしてIEEE 802.11sに準拠したメッシュ対応ワイヤレスLAN技術(以下、メッシュ)を開発した。
IoTを活用した取り組みにおいて、配線を伴うネットワーク工事には大変な手間がかかり、また、イニシャルコストを抑制したいというニーズも根強くある。サイレックスのメッシュは対応通信機器を監視対象に付加するだけで、簡単にネットワーク構築することができるという。また、広大な領域をカバーすることができるため、モバイル端末と可視化ツールを使った省人員での稼働状態の管理などにも有効としている。
サイレックスのメッシュは機器の稼働データを収集する通信インフラ用途が想定されている。同ネットワークはメッシュポイント(MP)とメッシュアクセスポイント(MAP)で構成され、近接するMP/MAPは相互に経路の冗長性を持つ。このため、何らかの原因で通信状態が変化した場合には通信経路を再構成することで最適な通信環境を維持することができるという。
サイレックスのメッシュの特徴は、以下の通り。
- 高速通信
無線LAN(2.4/5GHz帯)を利用し、35-130Mbps(サイレックスの検証実測に基づく)の高速通信が可能。 - 高速経路構成
何らかの事象によってメッシュネットワークの一部に障害が起こった場合、経路再構成に数十秒から数分かかるのが一般的。サイレックスのメッシュは経路構成を最適化することで数秒での再構成を実現する。 - 多段ホップ
1つのメッシュセグメントで最大32台のMP/MAPを利用でき、利用環境により200m四方程度の同一建物内のエリアをカバー。 - セキュリティ性
企業向けネットワーク環境での利用を想定し、SAE認証やAES暗号化に対応。
【関連リンク】
・サイレックス・テクノロジー(silex technology)
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