株式会社ヒューマンクレストは、10月21日、ソーシャルゲームなどのスマートフォン向けアプリやその他ツールアプリ、ECサイトなどのウェブサイトの新規開発・運用プロセスにおいて、ユーザーの感情と行動を可視化しながら課題を抽出する、独自のクラウド評価サービス「EMOLOG(エモログ)-emotion log-」の提供を開始する。
同サービスは、今年3月より運用中の同社サービス「WASABI(β版)」の提供内容を大幅にリニューアルしてのリリースとなる。
【EMOLOGとは】
■独自の評価スキームでアプリやウェブサイトにおけるユーザーの感情と行動をリアルタイムに可視化し、改善点を抽出できるサービス
アプリやECサイトの運用段階で一般的に用いられるアクセス解析ツールは、大局的なユーザー行動をクイックに把握できるメリットがある反面、それだけでは具体的なユーザーの要望や離脱理由がわからない。
同社では、実際のユーザー体験を再現(ターゲット層のモニターへ課題の仮説となるシチュエーションとタスクを課すなど)させ、その行動追跡(ログ)と利用時の感覚取得(感情プロット)をかけあわせたクラウド評価手法「EMOLOGエモログ-emotion log-」システムを独自に開発。
モニター個々のユーザー行動と感情をリアルタイムに集計し、具体的な改善事項まで抽出可能な、ユーザー感情可視化サービスだ。


■EMOLOGの利用パターン
利用方法は2パターン。EMOLOGシステムの仕組みだけ使って、格安に評価ができる「自社で回収」パターンと、一般モニターの調達から評価実施、改善提案までサポートする「EMOLOG事務局におまかせ」パターンだ。
システム利用料としてのチケットに加えて、8種類の豊富なオプションを組み合 わせて利用することで、サービスの予算に応じた、適切なユーザーサーベイが可能となる。
また「EMOLOG事務局におまかせ」パターンでは、初回利用分のみ通常価格から20%値引きとなる、おススメパッケージプランも準備(後述詳細)。
■EMOLOGの感情評価概念
ゲームやECサービス、コミュニティーサービスの市場が激化する昨今、ユーザーにとってのおもしろさ(ゲーム)や使い勝手・満足度(EC/コミュニティーサービス)を科学的・体系的に把握し、数多くのPDCAをコンパクトにまわす運用が求められている。
EMOLOGでは、実際のユーザー行動の中で生じた個々の不平や不満を「感情価」と「覚醒度」という科学的な尺度で効率良く収集し、サービスとしての俯瞰的な総合評価と同時に、具体的な改善点をスムーズに抽出する。
■今後の展開
ヒューマンクレストでは、同サービス「EMOLOG」を2016年(予定)より、産学連携による生体情報と感情の相関研究を進め、ウェアラブルデバイスを活用した、より科学的な感情サーベイツールへ進化(機能追加)させていく予定だ。
また現在、提携先を含めた約3,000人の自社モニターについても母数を拡大させ、評価精度の向上を目指す。
【関連リンク】
・株式会社ヒューマンクレスト
・EMOLOG
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