自動車、テクノロジー・リーダーにとって最も権威ある会議、自動車第3回コネクテッド・カー・エキスポ(R)(CCE)は4日、新設のイノベーション・ゾーンでNokia Growth Partners(NGP)と提携すると発表した。この提携は、新興自動車産業企業が自動車事業に与える重大な影響に対する認識を深めることを目的としている。この新しいCCEの特徴は、シーメンス主催のトップ10自動車スタートアップに加え、11月16日から17日にかけて今年のイベントに出展する前例のない数の自動車/テクノロジー企業家を紹介する。
20以上のスタートアップないしは初期の自動車テクノロジー企業がモビリティー・コンシェルジュ、駐車ソリューションから高度なマッピングおよびトラッキング・デバイスまでの幅広い画期的なイノベーションを展示する。
2014年に1億ドルのコネクテッド・カー基金(Connected Car Fund)を創設したNokia Growth Partnersは同社のイノベーション・ゾーンで、Citymaps、Nauto、Parkwhiz、Rivet Radio、Zubie、Prazo、Openbay、Traffic Technologies Services、Autosport Labs、Vision Fleet、Zirxなどさまざまな企業を紹介する。
Nokia Growth Partnersのマネジングパートナーであるポール・アセル氏は、11月17日にCCE展示ホールで開催される「From start-up to the big leagues, how to get your break in the automotive industry(スタートアップから大企業まで、自動車産業でどのように幸運をつかみとるか)」と題するパネルを司会する。
アセル氏は「起業家が自動車企業と協議する際、伝達言語が紛らわしい。このためタイムラインが課題となり、要件も明確でない。今回の討議は、テクノロジーが自動車の中にますます採用されているので、自動車メーカーと起業家とのギャップを埋める手助けをする工夫がなされている」と語った。
QNXの事業 開発担当グローバルディレクターのアンドリュー・ポリアック、CSR Technology, Inc.の自動車マーケティング担当ディレクターのラース・べリュード、Movimento最高経営責任者(CEO)のベン・ホフマンの各氏ら業界ベテラ ンが効果的な戦略と回避すべき落とし穴に関する助言をする。
Prazoのアラン・グジク創設者は「Prazoは自動車メーカーや大手サプライヤーと直接交流できる機会を大いに楽しみにしている。われわれはコネクテッド・カー・スタートアップとして、当社の革新的なライフスタイルに重点を置いたソリューションを自動車所有者に紹介するあらゆる機会を利用している。独自のソリューションを持つ起業家は自動車業界における多くの新しい機会を生み出す活力になることに役立っており、PrazoもCCEに参加できることを大いに期待している」と語った。
コネクテッド・カー・エキスポの公式開会に先立つ週末となる11月14、15の両日、Mojio、AT&T、ボッシュはロサンゼルス中心部にあるRhubarb Labsでコネクテッド・カー・エキスポ・ハッカソン(Hack-a-thon)をホストする。250以上の開発者とデザイナーがAT&T Developer Programと連携し、Mojioプラットフォームを使って最高のコネクテッド・カー・アプリを開発する。メジャースポンサーのボッシュは第1位入賞者に賞金5000ドル、第2位に2500ドル、第3位に1000ドルをそれぞれ贈る。このほかMojioは最高の自動車安全アプリに2500ドルの賞金を授与する。入賞者は11月16日午後5時から8時までCCE展示ホール内で開催されるCCEキックオフ・レセプションで発表される。
L.A. Convention Centerの展示会場は11月18日と19日だけ公開される。
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・コネクテッド・カー・エキスポ(CCE)
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