ファーウェイとNTTドコモは、東京・お台場の日本科学未来館で開催中の展示イベント「見えてきた、“ちょっと先”の未来」(11月9日~11日、主催:NTTドコモ、共催:日本科学未来館)において5Gミリ波対応ユーザー宅内機器(Customer Premises Equipment:CPE)を用いた共同デモを日本で初めて実施した。
両社は今回のデモで、5Gミリ波対応CPEを含むエンドツーエンドの5Gネットワーク上で複合現実によるビデオ通話を実現し、日本において商用展開可能な5Gミリ波対応CPEを使用することに成功した。
今回の共同デモで使用された5Gコアネットワーク、5G基地局、5Gミリ波対応CPEを含むエンドツーエンドの5Gネットワークは、ファーウェイによって提供された。
来場者は「Microsoft HoloLens(マイクロソフトホロレンズ)」を着用してエンドツーエンドの5Gネットワークに接続し、遠隔地にいる友人と複合現実によるビデオ通話を行い、音声通話とフリーズしないスムーズなビデオ映像によるイマーシブな体験を行ったという(冒頭写真)。
今回デモで使用されたCPEは、通信事業者が屋内において固定ネットワークの速度を超える約2Gbps超を実現する5G固定無線アクセス(FWA)サービスを提供できるよう支援するものだ。
ファーウェイのCPEは、帯域の割当や伝送時の遅延において安定したパフォーマンスを発揮。また、高密度な設計により5Gミリ波対応CPE製品としてコンパクト化を実現し、約3Lのインドアユニットは屋内での設置に適したサイズとなっている。
【関連リンク】
・ファーウェイ(Huawei/華為技術)
・NTTドコモ(NTT docomo)
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技術・科学系ライター。修士(応用化学)。石油メーカー勤務を経て、2017年よりライターとして活動。科学雑誌などにも寄稿している。