NSW(日本システムウエア株式会社)は、IoTクラウドプラットフォーム「Toami」と株式会社セゾン情報システムズのIoT連携ミドルウェア「HULFT IoT」の技術を連携したIoTサービス「Toami File Agent Powered By HULFT IoT」の提供を2017年12月1日より開始すると発表した。
「Toami File Agent Powered By HULFT IoT」について
NSWは、IoTクラウドプラットフォーム「Toami」を顧客に提供するなかで、デバイスから収集したデータをサーバに送る際の、データ転送の確実性やセキュリティの考慮、エッジコンピューティングへの対応といった、現在のIoTシステムに対する課題を聞くことが多くなってきたという。
「Toami File Agent Powered By HULFT IoT」は、「モノ」から出力される大量データや大容量のログファイルを、サーバまで安心・安全・確実に転送することを目的としている。
セゾン情報システムズが開発・販売する「HULFT IoT」の特徴である、安全・安心にデータを転送する技術を「Toami」に供給。これにより、セキュアで多様なデータ連携を実現するIoTシステムの構築・実現を可能にするとしている。
「Toami」(Powered by ThingWorx)について
IoTサービスを開発・構築するための専用プラットフォーム。収集したデータの見える化や機器制御をはじめ、データ分析などが行える。
デバイス管理やデータ管理、外部連携機能などを網羅したノンプログラミング開発基盤により、開発効率の大幅な向上とコスト削減に貢献する。
ThingWorx (PTC IoTビジネス) について
PTC のIoT事業であるThingWorx は、「モノがインターネットに接続されたコネクティッドな環境」において、アプリケーションの開発と実行を効率的に行うプラットフォームテクノロジーを提供している。
PTCのIoTテクノロジーポートフォリオの中心となるThingWorxは、接続性、デバイスクラウド、ビジネスロジック、ビッグデータ、データ解析、遠隔サービス等のアプリケーションを含むIoTプラットフォームを構築している。
「HULFT IoT」について
集配信機能、集配信管理機能に加え、セキュリティ、ファイル転送前後の連携機能など、ファイル転送周辺に必要な機能を提供。
業種・業界を問わず、ファイル転送ミドルウェア「HULFT」の品質をそのままに、IoTデバイスとの安全なデータ連携を可能にし、「ミッションクリティカルIoT」と呼ばれる決済やセキュリティ、モニタリングなどの領域におけるデータ欠落の課題解決に寄与する。
【関連リンク】
・日本システムウエア(NSW)
・セゾン情報システムズ(SISCO)
・ピーティーシー(PTC)
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技術・科学系ライター。修士(応用化学)。石油メーカー勤務を経て、2017年よりライターとして活動。科学雑誌などにも寄稿している。