デジタルものづくりを推進する株式会社カブクは、株式会社ティアフォーと協業し、デザインとオンデマンド製造サービスで包括的な支援をすると発表した。さらにその協業の第一弾として、ティアフォーが開発を進めるAIモビリティ「Milee」のデザイン・製造をサポートした。
Mileeは、自動運転EVとして市街地でのライドシェアや物流での利用が期待される製品だ。
カブクは、グローバルな300以上の工場ネットワークにより、産業用3Dプリントや切削、射出成形など多様な工法や素材を組み合わせたオンデマンド製造サービスを提供し、デザイン・設計・製造を包括的にサポートする新たなものづくりを推進している。
また、自動運転プラットフォームのティアフォーは、自動運転技術をオープンソースソフトウェアとして全世界に公開することで、多数のメーカー、大学等の研究機関に自動運転技術の開発プラットフォームを提供する大学発ベンチャーで、既に国内外の100社以上の導入実績がある。
同協業では、カブクのデジタルものづくり技術を活用することで、車両ボディのデザイン・設計から試作・製造の工数を従来と比べて削減し、超短期間での車両開発を実現できたという。
カブクは、多様な顧客ニーズやカスタマイズニーズに迅速に応える車両ボディの開発と生産によって、ティアフォーが今後目指す自動運転モビリティのエコシステムの構築を支援していくという。
【関連リンク】
・カブク(Kabuku)
・ティアフォー(Tier IV)
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技術・科学系ライター。修士(応用化学)。石油メーカー勤務を経て、2017年よりライターとして活動。科学雑誌などにも寄稿している。