株式会社ランドログは、建設生産プロセス全体をつなぐオープンなIoTプラットフォーム「LANDLOG(ランドログ)」を運用するコマツ、NTTドコモ、SAPジャパン、オプティムの4社からなる合弁会社だ。
同社は本日、「LANDLOG」上において、アプリケーション開発プロバイダ向けAPIの第1弾の提供を開始した。今回提供されるのは「ID管理」や「課金管理」、「データ管理」「デバイス管理」など、あらゆる建設アプリケーションの基礎となる機能だ。
LANDLOGは、建設生産プロセスに関わる地形・建設機械・資材・車両等の様々なデータを集積し、現場の効率化に活用できる形式へと加工した上で一元管理、提供するオープンIoTプラットフォームだ。
詳細は、コマツ 執行役員 スマートコンストラクション推進本部長 四家千佳史氏のインタビュー記事を参照されたい。
コマツが仕掛ける、IoTプラットフォーム「LANDLOG(ランドログ)」。その思惑と、スマートコンストラクションの現状 -コマツ 四家氏インタビュー
LANDLOGは、2018年2月末に正式にスタートする予定だ。LANDLOG上で開発を希望するアプリケーション開発プロバイダは、順次公開されるAPIを活用することで、現場の課題を解決するアプリケーションの先行開発が可能になる。
APIは一定の審査後、秘密保持契約の締結を行ったパートナーに限定し、Web上でのドキュメントで提供される。
今後も、地形情報をさまざまな形式で取得できる「地形API」、建設機械の稼働状況・燃料状況等を取得できる「建設機械API」、スマートフォンを利用し車両管理を行える「車両API」などの新たな機能が順次提される予定だ。
また、本年12月中旬には、ドローンで施工現場を撮影した写真を短時間で3次元データに変換する「EdgeBox」のユーザーテストを開始し、2018年2月末にはオープンIoTプラットフォーム「LANDLOG」を正式にスタートする予定だ。
【関連リンク】
・ランドログ(LANDLOG)
・コマツ(KOMATSU)
・NTTドコモ(NTT docomo)
・エスエイピー(SAP)
・オプティム(OPTiM)
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技術・科学系ライター。修士(応用化学)。石油メーカー勤務を経て、2017年よりライターとして活動。科学雑誌などにも寄稿している。