株式会社MOVIMASは、同社が農業IoTに向け提供している「MOVIMAS IoT-PF」(モビマス アイオーティー プラットフォーム)に、安川情報システム株式会社が2018年秋より提供予定の画像監視サービス「MMsmartMonitor」(エムエムスマートモニタ)を一般発売に先行して採用した。
IoTの普及に伴いカメラ監視のニーズが拡大している一方で、カメラを設置するのに必要な電源工事・カメラ本体にかかるコストや手間がネックとなり、導入が進みにくいという課題がある。
今回、安川情報システムがリリースした画像監視サービス「MMsmartMonitor」は、シリコンバレーのベンチャー企業LOCIX社が開発した配線不要の省電力HD無線カメラと管理クラウドを組み合わせたサービス。
従来のボトルネックを解消することで、設置場所を柔軟に変更する必要がある建設現場や、電源工事が難しい物流倉庫、交通基盤など、今まで監視カメラの設置が難しかった環境への導入を行う。
「MMsmartMonitor」には以下の特徴がある。
- 電源やネットワークの配線が不要
- 省電力設計で、数年単位電池交換が不要(※電池の寿命は撮影頻度によって変わる)
- 防塵防水機能により屋外でも使用可能
- クラウドビューワ付きでカメラの設定や蓄積した画像の閲覧がすぐに可能
- AIによる画像分析サービスとの連携が可能(※別途契約が必要)
MOVIMASはIoTを用いて農業の自動化を進めることで、耕作放棄地や就農者不足といった問題の解消に取り組んでいる。
同社はビニールハウス内に各種センサを設置し、制御データを「MOVIMAS IoT-PF」に蓄積して管理を行っているが、作物を栽培するという性質から、目視確認の必要性を感じ、カメラの導入を検討していたという。
【関連リンク】
・画像監視サービス「MMsmartMonitor」
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