株式会社オプティムは、株式会社佐賀銀行ATMコーナーにおいて、ATMによる振り込め詐欺を未然に防ぐ対策として、AI監視カメラサービス「AI Physical Security Service」を利用した「ATMコーナー監視システム」の実用化に向け実証実験を開始した(両社が共同で特許出願済み)。
オプティムと佐賀銀行は、2017年12月18日に、FinTechなど「金融×IT」分野において、AI・IoT・ブロックチェーン技術などを活用した取り組みを推進して行くことを目的として、「金融×IT 戦略的包括提携」を締結した。
今回発表された内容は、この「金融×IT 戦略的包括提携」にて合意している、「AIなどのIT技術を利用した振り込め詐欺対策システム」を構築する取り組みとなる。
「ATMコーナー監視システム」は、オプティムが提供している、AI監視カメラサービス「AI Physical Security Service」を利用したシステム。ATMコーナーを撮影している監視カメラの映像をAIが解析することにより、顧客が振り込め詐欺にあっている可能性があるかどうかを判定する。
「振り込め詐欺被害」だとシステムが判定すると、行員に通知が行われ、顧客に声をかけるなどといった対応が可能。これにより、振り込め詐欺を未然に防止できるようになる。
なお、同システムはリアルタイムに検知を実施する必要があるため、映像の解析にはNVIDIAのGPUを搭載したEdgeBox(エッジサーバー)を利用している。
「AI Physical Security Service」は、「OPTiM Cloud IoT OS」で動作するAI監視カメラサービス。ネットワークカメラなどで撮影されている映像をAIがリアルタイムで監視し、異常を検知した際にアラート表示をする、あるいは管理者へアラートメール送信を行うなど、監視の負担を軽減する。
【関連リンク】
・「AI Physical Security Service」詳細
・佐賀銀行(THE BANK OF SAGA)
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