IoT技術開発のmtes Neural Networks株式会社(以下、mtesNN社)は、AIチップ開発の米国ジェネラルビジョン社(以下、GV社)と本年7月にRoboSensing, Inc.(以下、RS社)を米国ハワイ州に設立した。
8月にはRS社東京支社をmtesNN社オフィス内に開設する予定だ。AIチップとIoT技術を共同開発し、エッジAIソリューションを提供する。
mtesNN社とGV社は、同年1月に締結したMOU(基本合意契約)を機にmtesNN社のIoTソリューションのセンサーに搭載できるニューロモフィック AIチップの開発を進めてきた。
現状のAIやIoTソリューションはクラウドAIやGPU(画像処理装置)の利用を前提としている。しかし今後、加速度的にIoT化が進むことでクラウドシステムの負荷やエネルギー使用量が増大することが懸念されている。
RS社は両社が開発を進めるニューロモフィックAIチップ(※)をセンサーに搭載。センサー自体がエッジAIにより情報処理を実行することで、クラウドシステムの負荷を軽減する。
同チップを搭載したセンサー同士がブロックチェーン技術によりつながるRobot to Robot(R2R)の開発を進め、エッジAIによる「クラウドレスIoTプラットフォーム」などの構築を目指す。
RS社は東京とハワイにAIアカデミーを開設し、AIやIoT、ブロックチェーンの専門人材を育成する。
※ニューロモフィックAIチップ:人間の脳を模したアーキテクチャーによりGPUと比較して消費電力が少ないエッジAI専用の半導体。
【関連リンク】
・エムテス ニューラル ネットワークス(mtes Neural Networks)
・ジェネラルビジョン(General Vision)
無料メルマガ会員に登録しませんか?
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。